無線の時代とは? わかりやすく解説

無線の時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 02:30 UTC 版)

ドイツ=オーストリア電信連合」の記事における「無線の時代」の解説

国際無線電信連合」および「国際電気通信連合」も参照 20世紀英国領土内の市場閉ざしていたので無線船舶通信手段として重用されようになったイギリスイタリアの海軍グリエルモ・マルコーニ仕様だけを利用したマルコーニシェア対抗するテレフンケンリー・ド・フォレストは後に提携した混信問題起きて解決の必要が出た一方、イギリス・イタリア以外の列強マルコーニ市場独占封じた思惑があった。1903年に9カ国がベルリン会議をもった。参加国はドイツ・オーストリア・スペイン・アメリカ・フランス・イギリス・ハンガリー・イタリア・ロシア。1906年またベルリン万国無線電信会議をもちSOS遭難信号採用1908年から日本をふくむ30カ国の参加により国際無線電信連合ができた。イギリスイタリア相互通信義務において例外規定設けさせている。 第一次世界大戦中ドイツは特に無線傍受合戦敗北した。さらにドイツ敷設海底ケーブル連合国側によって切断されたり、利用されたりたした。パリ講和会議ドイツ敷設海底ケーブル議題上がったものの、結局返還されることはなかった。 日本大北電信会社のくびきを逃れよう無線事業拡大国策としていて、イギリス勢力圏から締め出され続けたが、1916年アメリカ交信可能となったワシントン会議 (1922年)では、日本切り取ったヤップ島ドイツ敷設海底ケーブルアメリカ使用することになり、これ以降国際会議ではアメリカの力が強まった。しかし、電信そのもの私企業によって支配されるようになり、1919年マルコーニ社、RCAテレフンケン、そしてCompagnie générale de légraphie Sans Fil, CSF(現タレス・グループ)の4社が国際無線カルテルを結び、これが1945年まで続いた1932年万国電信連合マドリード会議で、電話無線をふくむ共通規則の画定カナダアメリカ反対に遭った。そこで、各国電信・電話無線各分野設けられた共通規約に少なくも一つ加盟し加盟した規約にのみ拘束されるという形をとった。このとき万国電信連合国際電気通信連合となり、国際無線電信連合という電信分野を含むこととなった

※この「無線の時代」の解説は、「ドイツ=オーストリア電信連合」の解説の一部です。
「無線の時代」を含む「ドイツ=オーストリア電信連合」の記事については、「ドイツ=オーストリア電信連合」の概要を参照ください。

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