無線におけるスプリアス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/01 07:28 UTC 版)
「スプリアス」の記事における「無線におけるスプリアス」の解説
送信機から発射される電波のうち、高調波、低調波、寄生振動などによって発生する目的外の電波のことをいう。総務省令電波法施行規則第2条第1項第63号に「スプリアス発射」を「必要周波数帯外における一又は二以上の周波数の電波の発射であつて、そのレベルを情報の伝送に影響を与えないで低減することができるものをいい、高調波発射、低調波発射、寄生発射及び相互変調積を含み、帯域外発射を含まないもの」と定義している。 関連する定義として、同条同項に 第63号の2 「帯域外発射」とは、「必要周波数帯に近接する周波数の電波の発射で情報の伝送のための変調の過程において生ずるもの」 第63号の3 「不要発射」とは、「スプリアス発射及び帯域外発射」 がある。 促音の表記は原文ママ 不要発射は、TVI、BCI、アンプIなどの電波障害の原因となるため、無線設備規則第7条にその許容値が定められている。スプリアスの計測にはスペクトラムアナライザなどが使用される。
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