治療と生活習慣改善による予防
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 07:21 UTC 版)
「頭痛」の記事における「治療と生活習慣改善による予防」の解説
緊張型頭痛(英: Tension headache)イブプロフェンなどの NSAIDs、解熱鎮痛薬、抗炎症薬、筋弛緩薬(きんしかんやく)、抗不安薬、抗うつ薬、漢方薬などの服用。 鍼治療 長時間座りっぱなしのことが多い人は小まめに気分転換をはかり、背筋を伸ばすなど適宜筋肉をほぐすようにする。ぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、首や肩をマッサージする。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を行うようにする。 片頭痛(英: migraine)軽症ではアスピリン・イブプロフェン・ナプロキセンなどの NSAIDs、中等症以上の頭痛や過去に NSAIDs の効果がなかった場合にはトリプタン系製剤を服用する。プリンペランなど制吐薬、コントミンなどのドーパミン2受容体阻害剤も有用である。トリプタン系製剤投与にもかかわらず再燃が多い場合、エルゴタミン/カフェイン製剤が使われることがある。トリプタン系薬剤マクサルト錠・RPD レルパックス ゾーミッグ イミグラン錠・点鼻・注射 アマージ 過労やストレスを溜めないよう、こまめに気分転換をはかる。睡眠不足・睡眠のとり過ぎも片頭痛が起こりやすくなる要因となるので、規則正しい生活を心がける。頭部への直射日光を避ける。片頭痛の場合、安静にして痛むところを指で軽くおさえたり、冷やしたりすると痛みを緩和できる場合がある。まれにカフェイン飲料が効くこともある。 予防策として、脱水症状を避けるため水分補給を心がけること(特に起床時)や、ビタミンB2やマグネシウムを多く含む食品を摂取すると良いという説がある。また、ハーブ療法では西洋フキ(バターバー)やナツシロギク(フィーバーフュー)などが知られている。 群発頭痛(英: Cluster headache=クラスターヘッドエイク)ベラパミル(NICEはこれが効果が示さない場合は専門家の支援を求めるべきだと勧告している) 純酸素吸入法による治療、トリプタン系製剤の注射。 頭痛が発生している時の飲酒は避ける。また、多量の飲酒も避ける。頭痛が起こりそうな時、深呼吸をすると予防できることがある。 二日酔いの頭痛解熱鎮痛薬、水分・糖分の投与など。 大量の飲酒を避けること。蒸留酒でアルコール度数の高いものは水などで薄めて飲むこと。短時間で一気に飲むより、ゆっくりと時間をかけて飲むこと。飲酒時にはアルコールの吸収速度を遅らせるため、適宜食べ物もいっしょに摂取すること。入浴はアルコールの代謝が逆に遅くなる。
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