治療と手術創
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:29 UTC 版)
「チェルノブイリ・ネックレス」の記事における「治療と手術創」の解説
詳細は「甲状腺癌」を参照 甲状腺癌に対する治療は、基本的には外科手術である。再発を防ぐため、腫瘍のしこりのみならず甲状腺全体の摘出(甲状腺全摘)に加えて、リンパ節再発を防ぐために甲状腺周辺のリンパ節の切除(リンパ節郭清)が行われる。しこりが大きい場合・甲状腺周辺にまで広がっている場合・腫れたリンパ節があった場合などは、もっと外側(具体的には胸鎖乳突筋周辺)まで郭清するため、皮膚の切開はかなり大きくなる。 手術創として、首の真ん中に1本の線が残る。8割程度の患者において、術後1年でこの傷は幅 2 mm 以下の線になり、徐々に、離れるとわからない程度になっていく。残り2割の患者においては傷が赤く盛り上がることが知られている。ケロイド体質との関連性が提案されているが、原因ははっきりわかっていない。
※この「治療と手術創」の解説は、「チェルノブイリ・ネックレス」の解説の一部です。
「治療と手術創」を含む「チェルノブイリ・ネックレス」の記事については、「チェルノブイリ・ネックレス」の概要を参照ください。
- 治療と手術創のページへのリンク