江ノ島線特急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:10 UTC 版)
詳細は「えのしま (列車)」および「モーニングウェイ・ホームウェイ」を参照 江ノ島線の特急は、1951年7月に新宿に到着した箱根特急の車両を利用して、「納涼ビール電車」と称する特殊急行を運行したものが始まりである。 1952年夏には2000形を使用して料金不要のサービス特急が設定され、1954年からは1700形が投入されるのに伴い特急料金が設定された。進行方向が変わる藤沢は運転停車だった。列車ごとに異なる愛称が設定されており、「かもめ」、「ちどり」、「かたせ」、「なぎさ」、「しおじ」という愛称が存在した。1964年までは夏季のみ運行であったが、1964年から通年運行が開始されて以降、愛称は「えのしま」1種類となった。 1996年3月からは大和が停車駅に追加されたほか、1999年7月から18時以降に新宿を発車する下り特急の愛称が全て「ホームウェイ」に変更され、2018年3月から朝方に新宿方面へ向けて発車する上り特急の愛称が全て「モーニングウェイ」に変更された。 平成になると、さまざまな乗客のニーズに応えるためや、海水浴への利便性向上がさらなる課題となり、えのしま号を補完する目的で「湘南マリンエクスプレス」「サマービーチ」、21世紀に入ると「湘南マリン」(前者の湘南マリンエクスプレスとは別)の各愛称で臨時増発が毎年行われている。前者は主に旧型のNSEを中心に使用されていたが、先述の置換えによる影響、さらにスーパーはこね登場によるダイヤの調整の影響、車内販売「走る喫茶室」廃止の煽りがあり1995年シーズンを以て廃止されている。 現在は箱根運用に重点を置いているが、展望席のある車型での定期運行も存在する。車内販売は2008年を以て廃止されている。 2018年3月17日のダイヤ改正で、土休日に北千住から片瀬江ノ島の区間に「メトロえのしま号」が新設された。
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