毛沢東バッジ・「肖像バッジ」の収集とは? わかりやすく解説

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毛沢東バッジ・「肖像バッジ」の収集

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 00:42 UTC 版)

櫻井澄夫」の記事における「毛沢東バッジ・「肖像バッジ」の収集」の解説

多年中国駐在中に毛沢東バッジ文化大革命以前初期バッジ収集する大量毛沢東バッジ流通した文化大革命以前にも、多種毛沢東崇拝由来するバッジ製造されており、それらは中華人民共和国政府関連機関によって様々な行事参加章、記念章褒章勲章などに使用され物資不足していた中国で、身につける数少ない金属製品として、共産党活動毛沢東崇拝活用されたこと、そして、この種のバッジ歴史それまで通説より20年以上さかのぼること、中国の「肖像バッジ」の源流は、ソ連蔣介石などのバッジにあることなどを、バッジ中国全土マーケット収集家政府機関などの旧幹部など広範ルートからの収集分類体系化により明らかにし、毛沢東バッジ中国で持つ社会的な役割明らかにし、これが文化大革命に突然現れたものではないことをはっきりさせた。 その収集内容多彩さ中国人収集家をおどろかせ、文革バッジ一辺倒だった中国人収集家に、バッジ収集だけするものではなく歴史学活用すべきものと実例示しこの方面に眼を開かせたとのことである。 特に文革への関心から始まった中国欧米バッジ収集研究として、例え2008年出版され大英博物館毛沢東バッジ図録、"Chairman Mao BadgesーーSymbols and Slogans of the Cultural Revolution"では、文革以前毛沢東バッジ一枚紹介されていないが、櫻井文革以前だけで約600種を収集したという。 また、1940年代後半頃の、共産党による山西省解放区作成され極めて珍しい鄧小平バッジ東北実力者であった高崗バッジ収集毛沢東だけでなく、鄧小平まで含めた個人崇拝につながる「肖像バッジ」が中国社会持っていた役割についても研究進めている。バッジ現物のみならず中国各地からの、関係の文献や昔のバッジ金型までをも収集対象としており、バッジ活用して中国歴史学あるいは社会学的に多面的に研究進めている。 更に、中国バッジのみならず朝鮮戦争関係のバッジ毛沢東バッジ影響により作製され北朝鮮金日成バッジ、スターリンバッジなどの毛沢東バッジ以外の肖像バッジとその関連資料収集研究行っている。 金日成毛沢東中国との関係を表すさまざまなバッジに関する記事月刊『しにか』に「バッジで見る朝鮮戦争」として寄稿しこの中で朝鮮戦争中に中国により日本批判米軍対す協力哨戒艇派遣などが原因であろう。)のバッジ作られていたことの実例を、写真示した金日成金正日バッジ収集のために、中朝国境付近に赴いているという。

※この「毛沢東バッジ・「肖像バッジ」の収集」の解説は、「櫻井澄夫」の解説の一部です。
「毛沢東バッジ・「肖像バッジ」の収集」を含む「櫻井澄夫」の記事については、「櫻井澄夫」の概要を参照ください。

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