檜原家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 01:25 UTC 版)
檜原静流(ひばら しずる) 巫覡の家系の娘。初登場時は中学2年生。物語後半で女子高に進学し、最終回時は高校2年生。勿怪など普通の人には見えないモノを見る見鬼(霊視)の眼を持つ。引っ込み思案で、やや内向的な性格。清楚な感じの美少女で、中学時代は男子生徒の間で密かに人気があった。困っている人を見捨てられない性格で、そのせいでしばしば自分からトラブルを背負い込むこともあり、祖父に言わせれば「おせっかい」なところがあるという。自分の霊能力や祖父の影響もあって民俗学や勿怪に関心が強く、そういった関連の本をよく読んでいる。そのため読書が好きで、中学・高校と文芸部に所属していた。勿怪に関する知識はそれなりにあるが、祖父のような勿怪を祓うための特殊な技はない。 檜原瑞生(ひばら みずき) 静流の妹。初登場時は小学五年生。物語後半で中学に進学し、最終回時は中学2年生。勿怪に憑依されやすい憑坐(憑童)の体質を持つが、姉のように勿怪を直接見ることはできない(勿怪の声や勿怪が立てる物音を聞いたりはできる)。勿怪に取り憑かれると操られたり体調を崩したりするため、祖父が作った護符を常に護身用に持ち歩いている。姉とは対照的で活発な性格。しかし多少おっちょこちょいで軽率なところがあり、そのためにいらぬ失敗をすることも少なくない。社交的で友人は多い。年下への面倒見が良く、低学年の子供たちからも慕われている。運動が大得意で、物語後半からは柔道を始める。あまりに活発なために男っぽく見られ、姉と違って男子生徒の目を引くようなことはない。教室で派手にずっこけ、体育ジャージのズボンが脱げてしまった時も、男子生徒が色めき立つことはまったくなかった。 檜原の爺さん 静流と瑞生の母方の祖父。特異な能力を持つ2人の孫娘を親元から預かっている。本人もモノを見る見鬼(霊視)の眼を持ち、本業の農業をやる傍ら、時折拝み屋を請け負う事もしている(現在は老齢のため依頼を受けるのを減らしている)。寡黙で厳格な性格だが孫想いであり、自分の霊能力に悩む孫たちが独り立ちできるよう、厳しくも温かくフォローをしている。民俗学に精通し、地元の歴史民俗資料館で非常勤の顧問もしている。だいぶ前に妻(静流と瑞生の母方の祖母)を病気で亡くし(アニメでは存命)男手一つで孫たちを育てている。 檜原千歳(ひばら ちとせ) 静流と瑞生の母親。父や娘たちのような、勿怪に関わる能力はない。常人には無い檜原家の能力を継いだ娘たちが凶悪な勿怪たちが跋扈している都会の生活に耐えられないため、やむを得ず娘たちを比較的安全な田舎の父の元に預け、都合のつく時に会いに来ている。勿怪に関わる能力がないため、その方面への理解はないが、娘たちのことを一番に考えており、物事に現実的に対処できるように望んでいる。そのため父が娘たちに勿怪の知識などを教えるのを快く思っていない。 檜原の父さん 静流と瑞生の父親。妻と違って、娘たちの霊能力を否定的には考えておらず、義父が勿怪の知識を教えることにも理解を示している。その一方で、世間体を気にして娘たちを精神病者扱いしている両親(静流達にとって、父方の祖父母)や、兄の一家との間に確執を抱えている。旧姓・宗像(むなかた)。漁村出身。 三毛さん(みけさん) 檜原家の飼い猫。三毛猫のメス。それなりに高齢であり、稀に居なくなる。作者の実家にいた実在の同名の猫がモデルとなっており、作中で静流や瑞生の会話や愚痴をきいているような素振りを見せることもある。
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