東北最高行政委員会とは? わかりやすく解説

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東北最高行政委員会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/13 06:01 UTC 版)

東北最高行政委員会
東北最高行政委員會
概要
創設年 1932年2月16日
解散年 1932年3月1日
地域 中国東北部満洲
代表 張景恵(委員長)
満洲国政府 →
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東北最高行政委員会(とうほくさいこうぎょうせいいいんかい、別称東北行政委員会: 東北最高行政委員會)は[1]大日本帝国満洲事変後に満洲に設けた傀儡機構であり、満洲国建国を画策した。

1932年2月16日、関東軍奉天省長臧式毅吉林省長煕洽黒竜江省長張景恵馬占山の4人を奉天に召集し、「建国会議」第1回会議即ち「四巨頭会議」を開催した。会議は東北最高行政委員会設立を決定した。17日、「建国会議」第2回会議が行われ、張景恵を委員長に、臧式毅、煕洽、馬占山、湯玉麟チムトシムベロ凌陞を委員に任命することを決定した。18日、東北最高行政委員会は声明「東北省区完全独立」を発表したが、湯玉麟、チムトシムベロ、凌陞は会議に出席せず、馬占山は病を理由に署名しなかった。

2月25日、東北最高行政委員会は新しく作る国家の国号を「満洲国」、年号を「大同」、国家元首を「執政」、国旗を「紅藍白黒満地黄五色旗」とし、首都を新京長春)に置くことを決議した。3月1日に満洲国が正式に成立し、東北最高行政委員会はこれにより解散した[2][3]

参考文献

  1. ^ 章绍嗣,田子渝,陈金安 主编.中国抗日战争大辞典.武汉:武汉出版社.1995.第389页.
  2. ^ 许崇德主编, ed (1995). 《中华法学大辞典·宪法学卷》. 中国检察出版社 
  3. ^ 魏宏远主编, ed (1998). “伪满洲国的成立”. 《民国史纪事本末·三 南京国民政府确立时期(上). 辽宁人民出版社 

関連項目




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