未来世紀におけるガンダリウム合金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 00:15 UTC 版)
「ガンダリウム合金」の記事における「未来世紀におけるガンダリウム合金」の解説
『機動武闘伝Gガンダム』の舞台となる「未来世紀」におけるガンダリウム合金は、宇宙世紀に登場する材質と同名だが(英文表記はGundlium Amalgam)、正式名称はガンマ・ユニフィケイショナル・ディマリウム合金 (Gamma Unificational Dimalium Amalgam) とされている。 元々は慣性制御装置の開発の過程で産出されたディマリウム合金。をベースとしており、モビルファイターなどに用いられる装甲ではレアメタルハイブリッド多層材(積層材とも)という素材の中で複数の性質を持つ層が状況に応じて現れ、状況や環境の変化に応じて性能が変化するものが用いられている。この装甲に用いられるディマリウムは人間の精神に反応して分子の振る舞いを変化させる性質までも持ち、感情に反応することによってその形状や色までも変化して時には発光現象さえ引き起こすという、正に生きた金属とも言える素材である。ディマリウムの特性は精神感応制御技術に結び付き、バルカン砲やビット兵器の操作、モビルトレースシステムの為のアンテナにも活用されている。また、ディマリウムは重力子の発生や制御を含む慣性制御を可能としており、もともと重力制御の機関にも使用されていたものが、のちに偶然から生成の過程で精神感応の傾向を持つ組成が発見された経緯を持ち、これは未来世紀に"精神感応制御"という技術体系を生み、著しい発展を遂げることとなった。 未来世紀のガンダムの意味の一つとして、このガンダリウム合金を用いたMS (Gamma UNificational Dimalium Amalgam Mobile-suit) という定義がある。また、この素材は使用者の精神的なコンディションによってスペック外の効果が起こり、さらに"自律"した分子構造を持ち、素材自体が設定された条件を記憶すれば。その構造を経年変化させず維持する機能を持ち、プログラム次第で多彩な特徴を意識的に変化させるような振る舞いも見られた。このようなある種万能な特性を研究して生まれたのがU細胞(後のDG細胞)である。DG細胞ではディマリウムの精神に反応する特性を利用し、機体の形状を変化させられるほか、その分子が生物の組織内に入り込み、形状を変化させる振る舞いさえ可能としている。
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