未成年に対する保護策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:04 UTC 版)
「アメーバピグ」の記事における「未成年に対する保護策」の解説
アメーバピグは18歳以上のユーザーを対象としたサービスとされており、18歳未満のユーザーに対しては、親権者の事前承諾の上で保護者と一緒に利用するよう求めているが、特に入室前の年齢確認などは行っていない。 「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」(いわゆる出会い系サイト規制法)施行に伴い、18歳未満の児童が保護者の管理なしに不特定多数の人との連絡を取り合いにくくするとともに、電話番号やメールアドレスなどが入力できないような対策がなされた。 2011年4月26日からは、18歳未満と18歳以上でとは交流可能エリアを分け、18歳以上が18歳未満のエリアへ入れないルールにした。また18歳以上のエリアに行くためには利用条約に同意しなければならなくなった。これに伴い、新規登録時に設定する生年月日が変更不可となったほか、既存会員についても生年月日の再設定が必要になった。またこの日には同時に、青少年保護のため「てがみ」と「ひそひそ機能」が18歳未満のユーザーでは利用できなくなった。 2012年2月28日の定期メンテナンス後には、「お手紙」「ひそひそ話」の機能は18歳以上でも利用できなくなった。これに伴い「お手紙」「ひそひそ話」がバージョンアップし、新たに「コミュニケーション機能」として2月28日にリリースした。 2012年3月13日には、15歳以下の会員の機能を一部制限することが発表された。この際に使えなくなった機能は以下のとおり。 全エリアへのおでかけ機能 他のピグの部屋(ピグともを含む)への入室 自分の部屋への他のピグ(ピグともを含む)の入室 ピグともワープ機能 ピグとも検索 ピグとも申請 ギフトの送信&受信 コミュニティへの入室・参加申請 お部屋招待 きたよ機能 グッピグ機能 チャレンジカード イベント機能 ピグフォン(おしゃべり)機能 ミニトーク(開始時から) ピグライフでも同じ措置がとられた。以上の規制により、15歳以下の会員は他のピグと交流することは事実上不可能となった。ただしこの規制がなされても年齢詐称は不可能ではないが、年齢詐称はピグの利用規約で禁止されているため、会員資格が停止される場合がある。 2016年11月22日には、18歳未満専用の利用環境の変更が実施された。これにより、18歳未満と18歳以上が同じエリアを利用してコミュニケーションを取ることが可能となった。また未成年者が成人のプロフィール画面を見ること、成人が未成年者のプロフィール画面を見ることが可能となった。同日時点では、未成年同士のギフトのやり取り、お部屋の行き来、きたよ機能、お友達招待、追いかける機能、グッピグ、ピグとも申請と検索、イベント検索、チャレンジカードは利用できる(ギフト機能ではチャットが利用できない)。 アメーバピグを「ピグH」と呼ばれるバーチャル性行為を目的に使用するユーザーが存在していること、さらにそれが未成年者による場合もあることから問題視されていた。15歳以下のユーザーに対する規制はこの問題も背景にあったが、上述のとおり16歳以上についてはいくらか制限が緩和された。 また年齢にかかわらず、暴言や卑猥な言葉など不適切な内容はNGワードとして発言ができないようになっている。しかし「キスしませんか?」などの不適切発言が規制されていなかった。またNGワード逃れに隠語を使う場合もあった。
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