晶癖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 14:30 UTC 版)
晶癖(しょうへき)とは結晶の外観の形状のことである[1]。同じ結晶構造・結晶面数を持つ結晶であっても、それぞれの結晶面の生長速度の違い(異方性)によって、晶癖の異なった結晶が形成される[2][3]。結晶面の数も異なっている場合は「晶相」の用語が使われ、晶癖とは区別される[4]。鉱物学においては、鉱物はその種類によって固有の晶癖を示すものが多いため、簡易的な識別の目安として利用される[5]。似たような概念ではあるが、結晶多形とは区別される。
- ^ a b 増井 (2009) 151頁。
- ^ 岩崎 (1915) 148頁
- ^ 小林、林 (2009) 49-50頁。
- ^ 小林、林 (2009) 50頁。
- ^ 鳥本淳司, 松枝大治『パラタクソノミスト養成講座 鉱床(中級)鉱床鉱物の観察・同定編』 10巻、北海道大学総合博物館〈パラタクソノミスト養成講座・ガイドブックシリーズ〉、2011年3月 。
- ^ a b 小林、林 (2009) 50頁。
- ^ a b 小石 (2004) 5頁。
- ^ 小林、林 (2009) 6頁。
- ^ Dann (2003) 3頁。
- ^ a b 増井 (2009) 159頁
- ^ What are descriptive crystal habits
- ^ Crystal Habit Archived 2009年4月12日, at the Wayback Machine.
- ^ Habit
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