銀星石とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 鉱物 > 鉱物 > 銀星石の意味・解説 

銀星石(Wavellite)

銀星石
Trenice,Czecho
Al3(PO4)2(OH,F)3.5H2O 標本の幅約5cm

銀色輝く星のように広がる針状結晶美し鉱物です。

銀星石(Wavellite)

銀星石 銀星石
Wisniowka Wielka,Holy Cross Mts,Swietokrzyskie,Poland
Al3(PO4)2(OH,F)3.5H2O 画像の幅約1.1cm、標本の幅約9.5cm

透明な半球状の鉱物が銀星石です。
細い針状結晶放射状集合して球状集合体作ってます。

銀星石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/19 13:37 UTC 版)

銀星石(Wavellite)
分類 リン酸塩鉱物
化学式 Al3(PO4)2(OH)3・5H2O
結晶系 斜方晶系
へき開 完全
モース硬度 3.5~4
光沢 ガラス光沢
無色、白色、緑色、青色、黄色など
条痕 白色
比重 2.36
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示

銀星石 (wavellite) はリン酸塩鉱物のひとつであり、主に燐灰石が変化してできる二次鉱物である。放射状集合や球状集合になっているものが多く、断面は劈開面から放射状の光沢を放つのが特徴。

イギリスのデヴォンで医師のウィリアム・ワーベル(William Wavell (1750年 - 1829年) )により発見され、1805年にワーベルを称えてウィリアム・バビントン英語版により命名された。和名は当時一般的だったボヘミア産の標本が無色だったことから命名された[1]

市場に多く出回っている標本はアメリカ合衆国アーカンソー州産のもので、銀星石という名前とは裏腹に緑色のものがほとんどである。日本では、高知県などでリンに富んだチャートの割れ目に無色放射状集合のものが産する。

銀星石の水酸基の一つがフッ素に置き換わったものが報告されており、フッ素銀星石(Fluorwavellite, Al3(PO4)2(OH)2F・5H2O)として2015年に承認されている。ただし、外見及び物理的にも銀星石との区別は困難である。

脚注

  1. ^ 堀秀道著、「楽しい鉱物図鑑」P.127、草思社1992年 ISBN 4794204833

外部リンク




銀星石と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「銀星石」の関連用語

銀星石のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



銀星石のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
Kato's CollectionsKato's Collections
Copyright(C) 1996-2025 Shinichi KATO All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの銀星石 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS