ムル石とは? わかりやすく解説

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ムル‐せき【ムル石】

読み方:むるせき

ムライト


ムル石(Mullite)

ムル石 ムル石
Funtanafigu Quarry,Marrubiu,Mt. Arci,Oristano Province,Sardinia,Italy
Al4+2xSi2-2xO10-x 画像の幅約2.5mm、5.2cm

白色茶褐色をした針状結晶球状集合体がムル石(ムライト)です。
母岩空隙小さな球状集合体観察できます

ムライト

(ムル石 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 01:51 UTC 版)

ムライト
大隅石の前にある白い糸状のムライト
(写真幅1.5 mm)
ドイツ アイフェル オクテンドゥング ヴァンネンケプフェで産出
分類 ネソ珪酸塩
シュツルンツ分類 9.AF.20
化学式 Al6Si2O13
結晶系 直方晶系
対称 Pbnm, Pnnm
単位格子 a = 7.5785(6) Å,
b = 7.6817(7) Å,
c = 2.8864(3) Å; Z = 1
晶癖 柱状から針状の結晶
へき開 Good on [010]
無色から淡いピンクまたは灰色
光学性 二軸 (+)
屈折率 nα = 1.642 - 1.653 nβ = 1.644 - 1.655 nγ = 1.654 - 1.679
複屈折 δ = 0.012 - 0.026
光軸角 2V Measured: 20° to 50°
文献 [1][2][3][4]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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ムライト(Mullite、ムル石あるいはマル石)とは、単鎖構造を持つアルミノケイ酸塩鉱物、すなわち酸化アルミニウム二酸化ケイ素化合物化学式は3Al2O3·2SiO2〜2Al2O3·SiO2、またはAl6O13Si2で表される。スコットランドマル島(Isle of Mull)で産出する事からムライト(mullite)と名付けられた。酸化アルミニウム二酸化ケイ素地殻中に非常に豊富に含まれるが、ムライトは天然にはほとんど存在しない(ブッカイト中に産する)。なお磁器の中ではごく普通に生成されており、ムライトを主要構成物とするものを特にムライト磁器と呼び、るつぼなど化学用品に使われている。

結晶構造斜方晶系で(010)にへき開性があり、無色ないし淡紫紅色の柱状晶となる。一部のものはTiFe3+を含み、高い屈折率を持つ。全般的に珪線石(sillimanite)に性質が似ている。

出典

参考文献

関連項目

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