映像化その他
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『日本名作怪談劇場』(1979年8月22日、東京12チャンネル)枠にて「怪談・死神 闇夜に笑う冥土の案内人」のタイトルで、中村鴈治郎と森川正太主演でテレビドラマ化された。 『コメディーお江戸でござる』(2003年、NHK)では若干のアレンジを加えた「死神と二人連れ」が制作された。 『超入門!落語 THE MOVIE 夏スペシャル 第一夜』(2017年8月14日、NHK)にて、柳家喬太郎の口演に、城島茂(貧乏男)と嶋田久作(死神)の演技をリップシンクさせた実写化がなされた。 『まんが日本昔ばなし』では1989年にアニメ化されている。 『暴れん坊将軍VII』(1996年、テレビ朝日)の第5話「卯之吉の死神退治」に、三遊亭楽太郎演じるめ組の小頭・卯之吉が、ひょんなことから死神に取り憑かれたと思い込んで寝込んでいる親友を助けるために得意の話術と演技力で「俺には死神の姿が見える」と一芝居打ち、「寝ている体の向きを変えて枕元にいる死神を足元に来るようにすることで追い払う」呪いをして「死神は俺が追い払ってやった」と思い込ませるくだりがある。 NHKが今村昌平台本、池辺晋一郎作曲でTVオペラ化している。後に舞台化もされ、オペラとしての上演も重ねられている。 世にも奇妙な物語 - 1991年に放映された第2シリーズの一作として、『死神』のタイトルで現代版にアレンジされたものが放映された(主演はそのまんま東)。『世にも奇妙な物語』で落語を原作としたものはこれのみである。 らくごえいが - 2013年に公開された日本のオムニバス映画の一遍『ライフノート』の原案。 『昭和元禄落語心中』では、アニメ版の第1期第10話で有楽亭菊比古(後の8代目有楽亭八雲、声:石田彰)によって演じられている。またドラマ版(演:岡田将生)では第4話で先輩落語家の木村屋彦兵衛(演:柳家喬太郎)からこの噺の稽古をつけてもらう、最初に有楽亭与太郎(後の3代目有楽亭助六にして9代目有楽亭八雲、演:竜星涼)が落語家を志すきっかけになるなど、作中で重要な位置づけにある。 『怪奇蒐集者 蜃気楼龍玉』(2018年楽創舎)にて「一眼国」「死神」の古典怪談噺が収録されている。 『相棒 Season19』第13話「死神はまだか」(2021年1月20日、テレビ朝日) - 笹野高史演じる椿家團路が高座にて口演しているが、サゲで幕が下りた直後、倒れ込んだ團路がそのまま息を引き取る。團路はかねてからガンで闘病中だったこともあり病死だと判断されたが、杉下右京(演:水谷豊)は他殺ではないかと疑念を持つ。 米津玄師の楽曲『死神』(2021年6月16日発売のシングル『Pale Blue』のカップリング曲)はこの噺を基にしており、ミュージックビデオの撮影は新宿末廣亭で行われている。
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