日本国外での免許取得とその切替
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 08:30 UTC 版)
「日本の運転免許」の記事における「日本国外での免許取得とその切替」の解説
日本国外で取得した運転免許証は、日本の運転免許に切り替えることができる。この手続きは外免切替(がいめんきりかえ)と通称されている。切り替え手続きは、運転免許試験場で行う。 手続きの流れ 保有する海外免許の翻訳文日本自動車連盟 (JAF) 支部、もしくは発行元国家の大使館で取得。 運転試験場にて書類審査、学科試験、必要があれば実技試験免許を取得した国家によっては、学科試験か技能試験もしくは両方を受けなくてもよい(免除される)。 免許証交付 適性検査の合格基準は、国家により異なるため(例えば普通免許取得に必要な視力は、日本は0.7、アメリカ合衆国は0.5)日本の基準に基づき適性検査が行われる。その後、知識確認および技能確認(事実上の学科試験および技能試験)が行われ、合格すれば日本の免許証が交付される。なお、日本と同等の技能、知識があると認められる下記28の国家・地域のいずれかで運転免許を取得した場合、これらの確認は免除される。 アイスランド、アイルランド、アメリカ合衆国(バージニア州、ハワイ州、メリーランド州及びワシントン州に限る)、イギリス、イタリア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、大韓民国(韓国)、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、モナコ、ルクセンブルク、中華民国(台湾) 実際の手続きには、現地の運転免許証の有効期限が切れていない、免許を取得後、通算して3か月以上滞在したことが確認できるもの、JAFに現地の免許証の『翻訳文書』を作成してもらう、日本国旅券の準備などの手続きを必要とする。 外国で運転免許を取得すれば、国際運転免許で日本での運転ができると考える人もいるが、日本の運転免許証への変更手続き(外免切替)が必要である。しかし、外免切替をすれば日本の免許が取得できることから、日本と比べて格安の世界での免許取得をする人もいる。ただし、日本国外での滞在期間が3か月未満の場合は無効である。 なお、航空機の操縦士資格(航空法では「免許」と呼ばない)の場合、費用の安さや教習訓練環境の問題から、アメリカ合衆国など国外で取得して、日本の資格に切り替えることが多く行われている。
※この「日本国外での免許取得とその切替」の解説は、「日本の運転免許」の解説の一部です。
「日本国外での免許取得とその切替」を含む「日本の運転免許」の記事については、「日本の運転免許」の概要を参照ください。
- 日本国外での免許取得とその切替のページへのリンク