日本におけるボールドウィン製機関車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 日本におけるボールドウィン製機関車の意味・解説 

日本におけるボールドウィン製機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 01:25 UTC 版)

ボールドウィン・ロコモティブ・ワークス」の記事における「日本におけるボールドウィン製機関車」の解説

日本初めボールドウィン製の蒸気機関車採用したのは、北海道1887年開業した釧路鉄道(後の国鉄7000形蒸気機関車であったその後アメリカの鉄道に範をとって建設された、官営幌内鉄道(→北海道炭礦鉄道)や北海道官設鉄道でも多数導入された。 本州九州の鉄道は、開業時にはイギリスドイツ技術によって建設されたが、イギリス機関車メーカーのように客を選ぶこともなく大量生産価格低下アドバンテージ発揮し官設鉄道のみならず日本鉄道山陽鉄道といった大手私設鉄道へも多数納入されている。日本における最後ボールドウィン輸入機は、1925年製の北海道鉄道(2代)納入された3両であったしかしながらボールドウィン製の機関車は、とかく粗製濫造という評判があり、官設鉄道2500形B6)のように同型車中で早期淘汰対象となったものも多い。 最も多く見られたのが軽便鉄道森林鉄道であった。特に森林鉄道では勾配強く信頼性が高いことから、津軽森林鉄道木曽森林鉄道等で導入されていた。 現在日本国内で保存されているボールドウィン蒸気機関車は、下記のようなものがある: 博物館明治村現役当初身延線日本鋼管活躍木曽森林鉄道赤沢自然休養林上松運輸営林署1号機関車 林野庁林業機械化センターウェスタン村 小湊鉄道五井機関区同社1号・2号機関車 仁別森林博物館秋田県秋田市北海道温根湯森林鉄道使用されたもの) また、電気機関車についても日本の鉄道車両史において重要な位置づけにある。一般にウェスチングハウス製の電気機関車ボールドウィン車体台車架装しており、秩父鉄道デキ1形信濃鉄道1形など、大きめ機械室オフセット配置され前後ボンネット車体当時ボールドウィン標準構造一つであった箱型機についても鉄道省ED53形と鉄道省EF51形を担当しており、ウェスチングハウス電気機関車日本電気機関車原型となったことで、これらの車体デザインもまた日本型へとアレンジされていくなど、電気機関車与えた影響もまた大きい。

※この「日本におけるボールドウィン製機関車」の解説は、「ボールドウィン・ロコモティブ・ワークス」の解説の一部です。
「日本におけるボールドウィン製機関車」を含む「ボールドウィン・ロコモティブ・ワークス」の記事については、「ボールドウィン・ロコモティブ・ワークス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「日本におけるボールドウィン製機関車」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日本におけるボールドウィン製機関車」の関連用語

日本におけるボールドウィン製機関車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日本におけるボールドウィン製機関車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのボールドウィン・ロコモティブ・ワークス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS