日本におけるボンドサイクルの影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 14:38 UTC 版)
「ボンドサイクル」の記事における「日本におけるボンドサイクルの影響」の解説
沖縄県伊江島の海底洞窟に見られる微小二枚貝の殻の酸素同位体比を測定したところ約100年に1回の高酸素同位体比多発現象がみられた。これは10度近い水温の低下が起きたことを意味する。この高酸素同位体比多発現象が見られる時期はちょうど北大西洋におけるボンドサイクルが起きた時期と同じである。つまり、約1500年周期で訪れる温暖化の周期に伴いブロッキング現象が発生し、冬期モンスーンが強化された結果、沖縄海域の海水は低下し塩分が増加したことが記録された酸素同位体比ができたと考えられている。
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