教員資格
教員資格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 11:51 UTC 版)
日本で取得できるモンテッソーリ教員の資格には、マリア・モンテッソーリが創立した国際モンテッソーリ協会(AMI)が認定する国際免状と、日本モンテッソーリ協会などの団体が認定する日本独自の免状の二種類がある。教員養成の場としては、AMIから国際トレーニングセンターとして認可された東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンターが1975年に開所、またAMIから友好関係団体として承認された日本モンテッソーリ協会が1968年に発足し教員養成コースを独自に開設・公認している他、いくつかの団体が養成コースを独自に開講している。 国際モンテッソーリ協会(AMI)公式の教師養成(ディプロマ)コースは、世界各地のトレーニングセンターで定期的に開催されており、海外で取得することも可能である。AMI認定の国際資格であるため、取得した地域に関係なく、全世界で有効である。 国際免状 国際モンテッソーリ協会(AMI)で定められている免状(ディプロマ)の種類には Assistants to Infancy(0~3歳)、Casa dei Bambini(3~6歳)、Elementary(6歳~12歳)があり、それぞれ教える事の出来る年齢が異なる。3歳~6歳のディプロマは、東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター(1975年に東京都新宿区四谷に開所、1976年より神奈川県相模原市)で、1年制(夜間2年制)の課程を履修し卒業試験に合格した者に授与される。また2019年、福岡に国内二つ目のAMI認定教師養成所である国際モンテッソーリトレーニングセンターが開所された。 モンテッソーリ教育の創設者である故マリア・モンテッソーリにより認定された教師資格はこのAMI認定による国際免状のみであり、有資格者は海外においてもモンテッソーリ教師として認められ、働くことができる。現在AMI公認の国際免許取得のコースを開講しているのは、東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンターと国際モンテッソーリ トレーニングセンター(福岡)であり、国内におけるAMI認定の教師養成者(トレーナー)には、東京センターの松本静子と三浦勢津子、福岡センターの大原青子がいる。
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