救済グループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 18:00 UTC 版)
「罪と罰 〜地球の継承者〜」の記事における「救済グループ」の解説
日本における民衆の自衛組織。レジスタンスに近い組織。目的は東京の防衛をはじめ、ルフィアン狩猟による食糧確保と人道支援である。また、救済グループ内には中高生程度の少年少女が多く見られるが、『アチの血』を授かった「選ばれし者」であり、それら以外では成人も大勢いる。 活動は言うまでもなく危険なため、以前から武装ボランティアは退避を勧告していたが救済グループは活動を続けていたため、やがては武装ボランティアも危険分子と見なし、強制排除の対象とされてしまった。 主に新宿などの都市を活動拠点としており、ルフィアンと武装ボランティアによる戦闘が激化するにつれ、首都圏からの退避を計画している。 サキ・アマミヤ (Saki Amamiya) 声 - マイケル・ラーナー / デックス・マンリー(スマブラX) 本作の主人公。14歳。日本人とアメリカ人のハーフである少年。『アチの血』を授かった一人で、驚異的な身体能力を持つ。規模によっては、ルフィアンの群れとでも対等以上に渡り合うことが可能である。それにより、救済グループ内では食料を確保する「狩猟班」のリーダーを務めている。 アチからの授血によって身に付けた力の覚醒時には、圧倒的な戦闘能力を誇る巨人と化し、アチが呼び出した「新たな地球」の総エネルギーすら陵駕した。 アイラン・ジョ (Airan Jo) 声 - アンドロメダ・ダンカー 本作のヒロイン。15歳。日本人と韓国人のハーフである少女。避難途中で起こった暴動に巻き込まれた際に母親を目前で殺されたため、それ以降は人間不信に陥り粗暴で威圧感のある言葉遣いになっているが、自分を救ってくれたサキに対しては他人よりも心を開いている。 機械類全般の知識に精通し、フリーズしたエレベータの制御システムの起動や武装ボランティアの軍用機を操縦したりすることもできる。 アチ (Achi) 声 - ハンナ・ラティマー 13歳。救済グループの指導者の少女。普通の人間とは全く異なる超能力者で、サイコキネシスやテレポーテーションなどの能力を持つ。その能力と超然とした姿から「聖女」とも呼ばれるが、自己中心的な言動、好戦的な性格から彼女に神格を見るものは少ない。遠隔視能力などを駆使し、予言者を気取ることもある。性格は童女のように自然体でありながら、冷徹な策略家。 サキなどをはじめ、彼女の血を受けた者は常人では有り得ないほどの身体能力を保持することになるが、それの代償は絶えることのない闘争であった。 彼女の正体は地球そのものの化身である。続編で明かされた情報によるとこれは本作が「内宇宙内にいくつも存在する複数の地球の内の一つ」という世界観であるためで、それに敵対する「外宇宙」勢力と呼ばれる存在が持つ擬態能力によって、惑星への擬態を行おうとしていたものである。本作の舞台は「第2亜地球」であり、アチの名が含まれていることが解る。彼女の最終的な目的は自らが作り上げた地球と、既存の地球との「置き換え」であった。
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