拉致議連の混乱とは? わかりやすく解説

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拉致議連の混乱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 17:02 UTC 版)

北朝鮮による日本人拉致問題」の記事における「拉致議連の混乱」の解説

拉致議連において当初中山は「拉致問題解決するまでは北朝鮮に対して食糧支援行わない」と発言するなど強硬な姿勢見せ議連一致してその原則臨んでいた。しかし中山1997年11月平壌訪問して以降急遽各方面拉致事件否定説発表するなど不可解な行動見せた。翌1998年には拉致議連会長のまま日朝友好議員連盟会長就任し政府の政策矛盾する言動取り始めた中山態度豹変対し北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(以下「救う会」)はもとよりマスコミ当時中大であった憲政史倉山満創設した中大生(蓮池薫)を救う会」などから疑念批判の声上がった。また中山行動影響し、旧拉致議連参加議員の中から日朝友好議員連盟にも重複加入する議員現れるなどしたため、旧拉致議連活動休止状態に陥ったその後中山は、2002年3月20日拉致被害者である有本恵子の母・嘉代子に電話をかけ、「日本人日本人連れていったもので、北朝鮮工作員関与していないという話の方が有本さんを帰国させやすい」と説明したほか、北朝鮮会わせることを持ちかけた。会長自らそれまで方針勝手に翻しこのような言動行ったことで家族会疑念生むことになった議連メンバー救う会関係者支援者から批判浴びた中山は「日朝友好議員連盟会長」と「北朝鮮拉致疑惑日本人救済議員連盟」の両会長を辞することになった。 旧拉致議連後任人事について桜井新幹事長西村眞悟事務局長代理一任したが、同年4月3日両名協議結果体制一新が必要」との判断達し、旧「北朝鮮拉致疑惑日本人救済議員連盟」は解散した。これを受けて同月石破茂会長西村幹事長平沢勝栄事務局長とした「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」(新拉致議連)が改め結成された。同年4月25日の新拉致議連設立総会には衆参国会議員31人と代理30人参加家族会救う会結束して行動することを確認した。新拉致議連当時経済産業大臣だった平沼赳夫内閣官房副長官安倍晋三らが賛同第1次小泉内閣もこれを支持するところとなった。また中川昭一上田清司ら新拉致議連呼びかけ人応じた中井洽古屋圭司自由民主党民主党・自由党保守党超党派議員発足当初から参加しているが、公明党社会民主党日本共産党からの参加はなかった。一方中山同年5月7日の昼、赤坂プリンスホテル中華料理店で「救う会」の役員に「有本恵子さんは生きている」と語ったが、9月21日12時頃、「救う会」の西岡力秘書通じて中山にこの発言根拠確認したものの回答はなかった。このような中山言動被害者家族もとより国民不信感を生み、拉致事件解決妨害されたとして真摯な説明謝罪求める声が議員辞職後の現在も多くあがっている。

※この「拉致議連の混乱」の解説は、「北朝鮮による日本人拉致問題」の解説の一部です。
「拉致議連の混乱」を含む「北朝鮮による日本人拉致問題」の記事については、「北朝鮮による日本人拉致問題」の概要を参照ください。

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