幻の王国ハタリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 01:35 UTC 版)
デイン王国外れの「死の砂漠」と呼ばれる砂漠の東向こうにあり、800年の間、大陸側の誰からも知られず、ハタリの者も砂漠の向こうに国があることを知らなかった。 また、公用語は古代語であり、「テリウス共通語」(所謂現代語)を話すようになったのは23年前にラフィエルによって現代語がもたらされてからである。 狼の獣牙族とベオク、そしてわずかながらもその混血(「印付き」)が助け合って暮らす王国。 ニケ 声:斎賀みつき(ヒーローズ) 外見年齢31歳。ラグズ。『暁』に登場。クラスは狼女王(クイーンウルフ)。属性は風。 ハタリの女王。女王の名に恥じぬ他者に媚びない強い気性とそれに見合った実力を兼ね備えている。危険を冒して砂漠を越え、約800年ぶりに他国の者達にまみえる。 デインにおけるラグズへの偏見を知っても過敏にならず、それどころか部下のオルグを他者にラグズとばれぬよう半化身状態を維持させたままでミカヤの護衛として残す際に、「犬として扱うといい」とミカヤに告げる など、ラグズとベオクが共存する国の王ならではの余裕も感じさせるほど、外交については柔軟で友好的な考えを持っている。その一方で、皇帝軍とデイン軍の互いに望まぬ戦の際ですら(両者の事情を知っていながら)あくまで戦いを楽しもうとするなど、好戦的な面も持ち合わせている。 23年前、ラフィエルが砂漠で倒れているところを発見し、救出。それ以来ラフィエルを伴侶と認め、常に行動を共にする。 かなり美意識が高いらしく、ラフィエルが「ティバーンのようになりたい」という意向を示した時には、「やめてくれ。私の美意識が許さない。」と拒否した。 後日談ではラフィエル、オルグと共に祖国へ帰還する。いずれ国ごと大陸側への移住を試みるという。 第一部で早くも参戦するが事実上無敵であり、化身を解いた状態ですら敵将を反撃で返り討ちにできるほど。第四部でも他の王族と比べても全く引けをとらない。専用スキル「邪眼」を持ち(眼帯らしきものを片目につけていて、この下に邪眼があると推察される。)命中は高くはないが敵を石化(全行動不可状態)させることができる。 ラグズ王族だが、彼女には専用の戦闘BGMがない。 オルグ ラグズ。『暁』に登場。クラスは獣牙族/狼(ビーストトライブ/ウルフ)。属性は地。 ニケにつき従うハタリの獣牙戦士。寡黙、無口を通り越して無言が多い。半化身前、化身前はかなりの美形。普段は無愛想だが、これは現代語を話せず、また完全に理解しきれていないために他人との交流に消極的であることが原因。 作中では、ハタリでの公用語(古代語)を話すニケや、心の声を聴くことができるミカヤとは話すこともある。第4部では、彼なりに他人との交流や対話に対して努力している様子が見られる。 後日談では女王と共にハタリへと帰るが、このときにもなぜか彼は狼の姿のままだった(本人曰く「楽だから」)。 第1部では常にラグズ限定スキルの「半化身」状態であり(これはラグズである彼が反ラグズの気風の強いデイン軍に混じるのにも都合がいいため)、化身はできず半化身を解くこともできない。第3部から半化身のスキルを外せる。
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