幻の海外遠征
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 17:26 UTC 版)
欧州の調教師や生産者と交流のあった和田は、ダービーの勝利後、ルドルフの海外遠征を計画。当初はキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスへ出走させる予定であったが、最終的に古馬相手の高松宮杯(現高松宮記念、当時は2000メートルのGII)を使ったあと、アメリカ・アーリントン競馬場のバドワイザーミリオン(アーリントンミリオン)を使い凱旋門賞に挑むプランを立てた。また、管理する野平も凱旋門賞に挑戦したい旨を記者に語り、新聞でも「シンボリルドルフは凱旋門賞に遠征」と報じられた。しかし、7月に入りルドルフの右肩にコズミが出て調教でも右前脚を気にする素振りを見せたため、野平が馬の将来を考え遠征中止を進言。併せて、アメリカ・アーリントンパーク競馬場で希望していた検疫条件が認められなかったことが重なり、ルドルフの米国遠征は白紙となる。そして、改めて陣営からは「海外遠征の中止」「秋はセントライト記念から始動し、その後のローテーションは未定」との発表がされた。
※この「幻の海外遠征」の解説は、「シンボリルドルフ」の解説の一部です。
「幻の海外遠征」を含む「シンボリルドルフ」の記事については、「シンボリルドルフ」の概要を参照ください。
- 幻の海外遠征のページへのリンク