平神橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 06:27 UTC 版)
平神橋(へいしんはし)は、平大橋の旧道にあたる橋梁である。 初代 全長…134.4m主径間…21.8m 幅員…7.5m、後に歩道が付け足され10.2m 形式…8径間RCゲルバー桁橋 竣工…1937年11月 2代目 全長…135.5m主径間…56.5m 幅員…12.4m 形式…3径間鋼箱桁橋 竣工…1998年 施工…住友重機械工業・日立造船共同企業体 平大橋の上流側、JR常磐線鉄橋のすぐ下流に位置し、西詰は平字上川原、東詰は平鎌田字西仁位置する。国道6号の旧々道にあたる市道塩紺屋町線(本町通り)の橋梁である。現在の橋は平神橋としては2代目のもの。橋名の由来は架橋当時の両岸の自治体名である平市と石城郡神谷村から。 1934年、従来は平鎌田町でクランク状に右左折を繰り返し下流側の鎌田橋で夏井川を渡っていた国道6号を、クランクさせず直進させ新たに架橋したうえで、東側の鎌田山を切り通す総延長650m、幅員7.5mの新たな道路を建設する計画が立ち上がった。国道ルートから外れる平鎌田町の住民は、地域の衰退の懸念があるものの夏井川の治水工事も行われることから従来の鎌田橋の維持を条件に工事に賛同したとされる。1936年4月に着工され、1937年11月に新道が開通した。掘割建設時の残土は路盤工事や堤防工事に用いられた。 平大橋開通後、市道に移管されたものの交通量の増大が激しかったために歩道の増設などが行われたが、1996年度から架替工事が事業化され、二代目となる現在の橋梁が1999年8月に開通した。架橋事業と同時に福島県いわき建設事務所による夏井川改修工事が行われ、橋梁付近が親水公園として整備された。毎年8月20日には橋周辺で夏井川灯籠花火大会が行われており、1985年には当時の建設省によって水の風物詩の一つに選定された。
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