岡山県大飛島祭祀遺跡出土品とは? わかりやすく解説

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岡山県大飛島祭祀遺跡出土品

主名称: 岡山県大飛島祭祀遺跡出土品
指定番号 550
枝番 00
指定年月日 2003.05.29(平成15.05.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 考古資料
ト書
員数 一括
時代区分 奈良平安
年代
検索年代
解説文: 本件は、岡山県笠岡市大飛島洲【す】の南【みなみ】に所在する大飛島祭祀遺跡から出土した一括資料である。
 この大飛島祭祀遺跡は、笠岡市本土部と、対岸香川県詫間町のちょう中間位置する遺跡昭和三十七年九月笠岡市立飛小中学校校庭鉄棒設置する工事の際に発見されたもので、直後十一月から昭和四十四六月まで、合計四回の発掘調査実施された。その結果小石方形並べた遺構三彩小壺さんさいこつぼ】を中心に皇朝銭こうちょうせん】を周囲並べたような遺構等海岸近接した場所で、またその背後に迫る巨岩群の調査においては巨岩の間に数々祭祀遺物配列された状態で確認されている。このような調査結果から、奈良時代初期から平安時代中期にわたる祭祀がここで執り行われたことが判明した
 出土品奈良三彩小壺はじめとする陶器須恵器土師器類、唐式鏡皇朝銭等の金属製品小壺等のガラス製品のほか若干の玉類が加わる、多彩な内容構成されている。特に奈良三彩小壺は、総計二五点にも及び、福岡県宗像大社沖津宮【おきつみや】祭祀遺跡に次ぐ。また皇朝銭総計一〇出土しており、宗像大社沖津宮祭祀遺跡とは異な状況示している。
 さらに出土品のうち須恵器愛知県猿投窯【さなげよう】で生産されたものをはじめ、西日本各地生産されたものも多く見られ、この大飛島祭祀遺跡執り行われ祭祀が、きわめて重要な位置占めていたことが想定される
 以上のように本件は、わが国古代国家における祭祀考えるうえで、きわめて貴重な一括資料である。調査経緯等で、現在国有(文化庁保管)分と、岡山県笠岡市所蔵分に分かれているが、それぞれ一件として保存を図るものである

岡山県大飛島祭祀遺跡出土品

主名称: 岡山県大飛島祭祀遺跡出土品
指定番号 554
枝番 00
指定年月日 2003.05.29(平成15.05.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 考古資料
ト書
員数 一括
時代区分 奈良平安
年代
検索年代
解説文: 奈良平安時代資料
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