妙とは? わかりやすく解説

たえ〔たへ〕【妙】

読み方:たえ

形動[文]ナリ

不思議なまでにすぐれているさま。何ともいえないほど美しいさま。「—なる楽の音」

きわめてじょうずなさま。

「歌にあやしくなりけり」〈古今仮名序

「妙」に似た言葉

みょう【妙】

読み方:みょう

常用漢字] [音]ミョウメウ)(呉) ビョウベウ)(漢) [訓]たえ

言うに言われぬほど美しい。「妙音美妙

奥深く味があるきわめて巧みである。「妙案妙手妙味妙薬軽妙玄妙巧妙神妙(しんみょう)・神妙(しんびょう)・精妙絶妙即妙・微妙・霊妙

うら若い。「妙齢

変わっている不思議だ。「奇妙・珍妙

名のり]ただ・たゆ


みょう〔メウ〕【妙】

読み方:みょう

[名・形動

いうにいわれぬほどすぐれていること。きわめてよいこと。また、そのさま。「演技の—」「自然の—」「言い得て—だ」

不思議なこと。奇妙なこと。また、そのさま。「—な事件」「夜中に—な音がする」「—に憎めない人」

《「妙」の字を分解すると「少女となるところから》寺の囲い女僧侶たちの間で用いた語。

庫裡(くり)から—が粗忽(そこつ)に出でて言ひけるは」〈咄・醒睡笑・三〉


みょう 【妙】

仏教用語梵語サットsat薩と音写)の漢訳で、不可思議絶対で、非常に優れていることをいう。簡単に表現できない世界。微妙とも。

読み方:みょう

  1. 僧侶の間にて若い女、又は情婦のことをいふ。女の戒名によく妙の字を用ふ、又妙法の妙の字であるからいつたもの。お説教の時、妙の字を説くに「妙の字は若き女のもつれ髪、いふにいはれず、とくにとかれず」といふ歌をよく用ふ。〔僧侶語〕
  2. 〔僧〕僧侶間にて若い女のことを云ふ。又は情婦のこと。
  3. 僧侶の間にて若い女、又は情婦のことをいふ。女の戒名によく妙の字を用ふ。又妙法の妙の字であるからいつたもの。お説教の時、妙の字を説くに「妙の字は若き女のもつれ髪いふにいはれず、とくにとかれず」といふ歌をよく用ふ
  4. 坊主仲間若い女のことや情夫のことをいふ。
  5. 僧侶の妾を云ふ。醒酔笑に、或る檀那寺参りしばらく雑談し、たちさまに「明日無菜の斎(とき)を申さん」と云へば、庫裡(くり)からめう楚忽出ていひける、「幸の事や明日お坊様精進の日ぢや」とある。又めうは妙で分析すれば少女となる。
  6. 徳川時代、寺の隠し妻広く用ゐられたり。
  7. 坊さんの間で若い女、又は情婦のことをいう。女の戒名によく妙の字を用いるし、又妙法の妙の字から来たもの。お説教のとき、妙の字を説くに「妙の字は若い女もつれ髪、いうにいわれず、とくにとかれず」という歌をよく用いる。〔僧侶
  8. 坊さんの間で若い女、又は情婦のことをいう。女の戒名によく「妙」の字を用いるし、又妙法からきたもの。お説教のとき、妙の字をとくに「妙の字は若い女もつれ髪、いうにいわれず、とくにとかれず」という歌をよく用いる。

分類 僧、僧侶僧侶

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読み方:ミョウ(myou)

所在 青森県八戸市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 17:35 UTC 版)

呉音:みょう、:たえ)




「妙」の続きの解説一覧

妙(たえ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/03 23:31 UTC 版)

かたづの!」の記事における「妙(たえ)」の解説

福の娘で、祢々の孫にあたる。嫁ぎ先子供できないまま夫が他界したため、尼僧妙寿院となり、遠野移住してくる。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/17 16:50 UTC 版)

屠殺の園」の記事における「妙」の解説

メイド格好をした、物語語り部存在

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妙(たえ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 03:18 UTC 版)

神州纐纈城」の記事における「妙(たえ)」の解説

高坂弾正の娘で庄八郎の妻、庄三郎の母。主水相思相愛の中であったが、主水の兄である庄八郎結婚することになった

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妙(みよ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 15:48 UTC 版)

峠鬼」の記事における「妙(みよ)」の解説

小角弟子一人少女。切風孫命神の里氏子であり、自宅白羽の矢立ったことで神への供犠とされていたが、小角によって救われ彼に同行するうになる直情的大胆な行動しがちで、人が触れることを許されない神器使ってしまい大神怒り触れるなど波乱を招くことが多いが、神器呪いから小角を救うために単身大神直訴したり、彼岸此岸とを行き来するなど道士としての高い素質を持つ。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 00:50 UTC 版)

発音(?)

形容動詞

  1. みょう普通でない道理合わない不思議だ奇妙だ

名詞

  1. みょう巧みであること。優れていること。

熟語


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