女流棋士引退後
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1995年、将棋連盟退会と同時期に写真集『CONFESSION 告白』にてヘアヌードを発表。さらに1998年には1992年から続いていた中原誠との不倫を告白し、再びワイドショーの話題となる。この当時、これらの一連の出来事で良くも悪くも女流棋士の知名度を大いに高め、他の女流棋士は自らの職業を名乗ると「あの林葉直子の」と反応されることが多く、非常に困ったという。 2004年、ペンネーム「かとりまさる」名義で、月刊アフタヌーンで将棋をテーマとした漫画『しおんの王』の連載の原作者として執筆活動を行った。小説のつもりで原稿を編集者に見せたら、面白いので漫画の原作にしようということになり、2008年まで4年間続いた。かとりまさる=林葉直子であることは1年以上極秘とされていた。『しおんの王』はテレビアニメとして放送され、DVD化やゲームソフト化もされるなどヒットした。 2004年、六本木で「Woo Curry」というインド料理店を経営する。店名は「うー、辛え」から。内装はミニクラブの居抜きで、インド人シェフによる本格的インドカレーの店だったが、経営は苦しく1年余りで閉店。店には将棋盤と駒が置かれていたり、林葉と同年代のプロ棋士や後輩の女流棋士が彼女の人柄を慕って店に通っていたり将棋関係者と交流が続いていたという。 2006年、自己破産。 2008年、『しおんの王』の原稿を書き終えた後に体調を崩して、半年ほど入院をしていた。退院後は福岡へ戻り、静養したり将棋好きな寺の住職と将棋を指したりの日々が続いた。その後はタロット占い師として活動。 日本将棋連盟とは退会前後の騒動の影響で疎遠になったものの、2010年5月に将棋ペンクラブの交流会にゲストとして15年ぶりに将棋会館に足を運び、斎田晴子らと同席し、2010年7月28日、親友である中井広恵の誘いを受け、日本女子プロ将棋協会 (LPSA) の公認棋戦である日レスインビテーションカップに主催者の日本レストランシステム特別推薦で約15年ぶりにプロ棋戦に登場(中倉彰子女流初段と対局して74手で敗北)するなど、何度か将棋関連の活動を行なっている。また元師匠である米長邦雄が死去した際に、関係者として2013年3月号の「将棋世界」で見開き2ページの破格の扱いで追悼文を寄せている。 その後は自身のブログなどを通じて近況報告を行なっている。
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