女流棋士制度成立の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:51 UTC 版)
「女流棋士 (将棋)」の記事における「女流棋士制度成立の経緯」の解説
1960年代の女性教室の開催や女流名人戦(現在の女流アマ名人戦)の創設などを踏まえて、その当時の日本将棋連盟副会長であった大山康晴は、かねてより女流棋士の存在によって普及面を充実させるという考えのもとで女流棋士制度の確立を強く提唱し、当初は反対も多かったが、その後大山や原田泰夫などの尽力で、1974年、連盟棋士会における満場一致の決議により、女流棋士制度が正式に発足した。 下記の6名が1974年10月31日付で制度上の女流棋士となった。この6名が女流棋士1期生である。 蛸島彰子 女流三段。女性として初めて奨励会に入会し、退会後レッスンプロ二段として活動。2018年現役引退。 関根紀代子 女流二段。蛸島に匹敵する棋力の女性アマとして活動。2011年現役引退。 多田佳子 女流二段。女流アマ名人戦を4度優勝するなど活躍。2004年現役引退。 山下カズ子 女流初段。1972年に女流1級になっていた。2012年現役引退。 寺下紀子 女流初段。1962年に始まった将棋連盟の女性教室の第1号生徒であり、成績優秀者。1985年現役引退。 村山幸子 女流初段。女性教室の成績優秀者。1989年現役引退。
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