天領村立四水学園生(ヒロイン)
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「夏空のペルセウス」の記事における「天領村立四水学園生(ヒロイン)」の解説
天領村は日本アルプスを遠くに望む人口600人ほどの農村で、林業が基幹産業となっている。四水学園は村の中心部から山道を15分ほど登った所に建つ。古い木造校舎で教室は1つしかなく、森羅とヒロイン達の合計5人しか在籍していない。技術や体育など一部の授業では教師が来るが、大抵は出された課題を学園生だけで自習しており、わからない時は上の学年が下の学年を教えている。 遠野 恋(とおの れん) 声:楠原ゆい 学園1年で森羅の妹。“痛み”を移す能力を兄よりも強く持ち、それを利用されては逃げ回る生活をしてきたため、人間不信でひねくれた性格になってしまっている。森羅にはベッタリ甘えてワガママで小悪魔な言動が多いが、兄が力を使って傷ついてしまうことを心配している。人混みが嫌いで自然物(特に草花)が好き。お菓子類には食い意地を張るがメインの食事はいい加減で、そのせいか体力が無く、毎朝学園への坂道を登るのに四苦八苦している。 皆川 翠(みなかわ すい) 声:立花あおい 学園2年。明るく人懐っこくておしゃべり。森羅と恋の遠縁の親戚で、2人に気を配っていろいろ世話している。7人兄弟の末っ子なので、久々に会った同年代の男子の森羅に興味津々。学園の「水泳部」の活動として以前はよく沢で泳いでいたが、物語開始前の春先に山道から落ちる事故で脚を痛めてしまい、今は泳げないでいる。父親は村の相談役で、森羅と恋の住処に神社の社務所を手配した。 菱田 あやめ(ひしだ あやめ) 声:桜井美鈴 学園3年。お嬢様育ちで、おっとりのんびりした天然な性格。学園で1人だけの最上級生なので、ホームルームなどを取りまとめ、透香と共に他のメンバーの勉強を見ている。よく図書室で本を読んでいて一見文学少女風だが、実は途中で居眠りばかりで、運動神経は翠より良い。物語の半年前に両親を交通事故で亡くしており、それが心の傷になっている。 沢渡 透香(さわたり とうか) 声:市川ひなこ 学園2年。村一番の美人と言われ、外見は儚げだが天真爛漫で物言いはストレート。天体観測が趣味で、1人だけの「天文部」として、学園の上の丘に建つ望楼でよく星を眺めている。不治の病を抱え、医者から「この夏は越せない」と告げられており、周囲もそれを知っている。人生最期の思い出作りとして学園へ通い、後悔しないように思ったことはすぐ口に出し、即実行している。
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