天狗関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/20 10:10 UTC 版)
烏天狗(からすてんぐ) 天狗軍団の雑兵の総称。黒天狗・白天狗両方の軍団にそれぞれの烏天狗が存在したが、白天狗の烏天狗は先の大戦によってすべて殺され、今は生存していない。 足烏(あしからす) 黒の烏天狗の中の一兵。特に体が小さく、異常にすばしっこい。その素早さで、様々な悪事を働いても「あしからず」と言ってゲラゲラ笑いながらすべて逃げ切ってきた。逃げることは得意だが攻撃能力はなく、強い妖怪を外部からスカウトしてきて戦わせる役割を担っている。自分が窮地に陥ると平気で「人間の味方にしてくれ」という姑息な性格。 黒天狗の女王 / ミハル<人間時代の旧名> 人間に敵意を持つ黒天狗の集団をまとめ上げる女王。天狗の他にも何種類かの妖怪を配下に収める。元は普通の人間であったが、生まれつき世の中のすべての物事に強烈な恨みと殺意の感情を抱いており、本人もそのことに悩み、カウンセリングを受けたり、アイドル活動をしてみたりしたが、恨みの感情が消えることはなく、自殺を決意。樹海をさまよううち、餓鬼蛞蝓に食べられかけた所を白天狗の王に助けられる。その後、白天狗王の子を何度も宿すうちに神通力を身に着け、人間ではなくなった。白天狗王の子を宿すことになった経緯や、どのようにして黒天狗の女王として白天狗王と決別したかの詳細は不明。強大な妖力を持ち、腕と、背中から生える2本の翼を刃物のように変化させて自在に操り、離れた相手も一瞬で両断してしまう。 白天狗の王 人間に敵意を持たない天狗たちを統率する王。かつて、人間に敵意を持つ黒天狗の集団を滅ぼそうと一大軍勢を率いて戦いを挑み、その圧倒的な巨躯と腕力、神通力で相手の黒天狗たちをなぎ倒していったが、自爆する巨大な妖怪の爆発の直撃を受け敗北。瀕死の王を守るために味方の天狗たちがことごとく死んでいった。作中では瀕死の状態から回復するために眠った状態のままで、一度も活躍することはなかった。 ハネツグ 白天狗の王と黒天狗の女王の間に生まれた「人間と天狗のハイブリッド」。小柄だがスピード・パワーともにその辺の妖怪では太刀打ち出来ないほど強く、「天狗覚醒(T-MAX)」と呼ぶ能力で短時間さらに力を増幅できる。天狗覚醒には段階があり、鼻が伸び、最大になると全身の毛が逆立つ。異常にプライドが高く高慢な性格で、黒天狗の女王側についているが、自分の出自については知らされていなかった。 『カイテンワン』でのハネツグ 身長は倍ほどに伸び、がっしりとした体つきになり、以前のような奢った態度は消え、ただひたすら恨みと殺戮のみを考える妖怪へと成長。その力はもはや誰の及ぶところでもなく、園長先生の張った結界や式神も難なく破壊。カッパイですら問題にせず圧倒した。また、以前巫子に夢の中に入られた際、夢の中の素のハネツグは現実と同じ容姿をしていたが、5年経ち再度夢の中に入られたハネツグの素の姿は、血の海に佇み、かろうじて目と口だけを留める黒い異形の存在へと変貌していた。 トビ ハネツグと同じく、白天狗の王と黒天狗の女王の間に生まれた子。ハネツグと同様に、「天狗覚醒(T-MAX)」の能力を持つ。普段は物静かだが、心の内に熱い闘志を秘め、戦いを恐れない勇敢な性格。ただし、自分の力を過信したり、後先を考えないところもある。 サキ トビの妹。白天狗の王と黒天狗の女王の間に生まれた子であり、トビやハネツグと同様に、「天狗覚醒(T-MAX)」の能力を持つが、さらに彼女独自の能力として、風を操り、風の流れを視覚として捉える能力も持つ。性格は冷静冷徹で、敵に対する容赦は一切ない。そのため、実年齢は18歳だが、カッパイから「老けて見える」と言われてしまう。 タキ トビ、サキの妹。トビ、サキに比べてかなり年齢が離れているように見え、「天狗覚醒(T-MAX)」の能力も持たないが嗅覚に優れている。黒天狗の女王はタキには見覚えがなく、山で拾ってきた人間の子だろうと言い放っている。
※この「天狗関連」の解説は、「妖怪番長」の解説の一部です。
「天狗関連」を含む「妖怪番長」の記事については、「妖怪番長」の概要を参照ください。
- 天狗関連のページへのリンク