大道芸の他の作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 14:55 UTC 版)
加納真実の他の作品(BGM)は以下のとおり。 仮面舞踏会<2012年新作>(BGM あしたバーボンハウスで/miyuki nakajima) 演歌(BGM 長崎は今日も雨だった/hiroshi uchiyamada&cool5/カラオケバージョン) 恋(BGM ひとり咲き/chage&aska) せんたく(洗濯)(BGM sleep now in the fire/rage against the machine) デート!!(BGM shiver/maroon5) 乗(BGM サヨナラを伝えて/miyuki nakajima)(「ノる!」と表記する場合もある) Fに捧ぐ…(BGM misirlou/salsa rosso ドラえもん作者藤子・F・不二雄へ捧げたもの) Mに捧ぐ…(BGM うらみ・ます/miyuki nakajima) ※ たべるやつ(BGM luc/arther h) 砂(BGM she's leaving the bank/ry cooder) キマズイくん(BGM sign 'o' the times/prince) 里親宣言(BGM 関白宣言/masashi sada/替え歌/singing&recorder mami kanou) 布団と風(BGM two grandma/hopes) ※Mに捧ぐ…の「M」とは、嗚咽しながら「うらみ・ます」を歌いあげたシンガーソングライター・中島みゆきのこと。マジック(手品)ネタなので「M=Mr.マリック」と思い勝ちだが違う。本作品「Mに捧ぐ…」は「うらみ・ます」のレコーディングで、通常の重ね録音でなく一発収録(studio live)という緊張感極まる現場で、稀代の名歌を仕上げた中島の歌唱力(感情表現力)、演出力に敬意を表し讃えた加納の大道(street live)作品である。これ以上はないという位に暗く切なく重苦しい中島の歌唱に、加納流コミカルマイムとマジカルマイムを被せ、終始ブラックジョークなテイストで笑いを誘いながらパフォーマンスを進行させる。いざエンディングで加納が椅子の上から海老反りで放つ鋭い眼光と赤い紙吹雪は、怨念の血の涙がしぶきを上げて空へ舞い、昇華して一群の紅い花になったかに見える程「M中島」の情念・怨念と一体化したシリアスな、また、往年のガロ作家・つげ義春の「紅い花」をも彷彿とさせるシュールな作品でもある。 楽曲「うらみ・ます」について、朝日文庫の「中島みゆき全歌集」の解説で谷川俊太郎は「…「うらみ・ます」を初めて聞いて、たじろがない人はいないのではないか。泣きながら歌う中島みゆきの声は余りにも私的だ。実際に彼女は特定の誰かをうらんでいて、その感情をまっすぐに歌っているのだと私たちは思いこむ。同時に私たちはそれが演技なのではないかとも疑う。…例えば題名の「うらみ・ます」の「うらみ」と「ます」の間に入っている黒い小さな点は、いったい何だろうというようなことが気にかかってくる。一息に言うのではなく、いったん息をのみこんでいて、その微妙なためらいのようなものが、うらんでいる自分をみつめる、もうひとりの自分の存在を感じさせる。黒い点はいわば身体からわき出る自然な感情の流れを、ある意味で中断する。…レコードの「うらみ・ます」はスタジオライブで、しかも1回だけの録音でできたということだ。そういう選択にも作者の意図が感じられる。…それは賞をもらって泣く新人歌手の涙とは、似ても似つかぬものだ。…」と書いている。 因みに加納は、大道芸作品において「うらみ・ます」を始め中島みゆきの楽曲を多く用いている。 本番前の人寄せに、演技終了後に演目がわかる「準備体操おわり」(BGM 追いかけてヨコハマ、かなしみ笑い、わかれうた、ひとり上手、孤独の肖像、あたいの夏休み、やばい恋、誘惑、こんばんは、誰のせいでもない雨が、テキーラを飲みほして、以上all/miyuki nakajima)という作品もある。
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