大相撲編(18巻160話より)
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「火ノ丸相撲」の記事における「大相撲編(18巻160話より)」の解説
プロ入りした潮は「鬼丸」の四股名を名乗り、1年余りで幕内に上がるも数珠丸との取組で右腕に重傷を負う。一時は幕下まで陥落するも、再び幕内に復帰することを誓った。また他の「国宝」たちも次々と角界入りし、番付をかけ上がる。 三段目付出で初土俵を踏んでから3年後の名古屋場所、鬼丸は遂に幕内復帰を果たす。「天下三名槍」と称される若手力士たちに苦戦しつつも奮闘し、十両となった鬼切(桐仁)との対戦でも勝利。敢闘賞を受賞する。その矢先、大関草薙(久世)を破って44回目の優勝を果たした横綱刃皇が「翌場所で優勝すれば引退する」と勝ち逃げを表明したことで相撲界に激震が走る。 ほどなく場所後の休養にはいった鬼丸を五條礼奈が訪ねる。二人はお互いの想いに気づき、支え合いながら生きていこうと決意する。その矢先、駿海が倒れて入院したと聞いた火ノ丸と礼奈は病院に向かい、自らが優勝する姿を見てほしいと駿海に宣言する。 場所後の巡業が始まる前、大和国部屋で合宿が行われる。そこには国宝世代が部屋の壁をこえて集結し、刃皇打倒のために動き出す。しかし、飛び入りした蜻蛉切が新十両を決めた薫丸を故意に負傷させる暴挙に及ぶ。太郎太刀(小関)の尽力でその場は収まったものの薫丸の怪我は重く、鬼丸を始めとした力士たちは軋轢を抱えたまま巡業に臨むこととなった。巡業でも鬼丸の「無道」による〈捨て身〉の姿はほかの力士たちに揺らぎを生じさせる。鬼丸は不安定な心を引きずりつつも、九月場所を迎える。 打倒刃皇をめざしての国宝たちの戦いが始まった。火ノ丸は初日は死闘の末に大典太に勝ったものの、精神的な乱れは益々酷くなっていき、2日目の刃皇・3日目の数珠丸と連敗するが、礼奈の尽力などで立ち直ろうとはかり、難敵と対戦しながらも兄弟子である冴ノ山の大関取りと優勝を援護するために2敗を維持して場所の中盤に向かう。刃皇も冴ノ山に敗れ、唯一無敗であった大包平も火ノ丸に敗れ、9月場所は混戦模様となる。14日目の夜、五條家にあいさつに行った火ノ丸は、礼奈の父にも認められ、千秋楽の決戦に臨む。千秋楽では1敗の刃皇を追う、2敗どうしの鬼丸と太郎太刀の取組が組まれていたのだった。千秋楽に刃皇が草薙に敗れ、刃皇・冴ノ山・大包平・鬼丸の4人が2敗で並び、優勝決定戦にもつれこむ。そして、トーナメントの結果優勝力士が決まり、刃皇も引退声明を撤回、新しい時代がはじまるのだった。
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