大改番以降の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/27 01:03 UTC 版)
「東武デハ2形電車」の記事における「大改番以降の動向」の解説
入換車として使用されていたモハ1110形1110は1955年(昭和30年)11月に荷物電車(荷電)に転用され、モユニ1190形1190と改称・改番された。さらにモハ1400形1400・1401についても1964年(昭和39年)5月に荷電に転用され、モニ1470形1471・1472と改称・改番された。 詳細は「東武モニ1470形電車」を参照 一方、クハ420形は当初下野電気鉄道引き継ぎ車両であるモハニ1670形と編成して主に鬼怒川線で運用され、モハニ1670形が館林地区へ転属した後は32系電動車各形式と編成して大師線などのローカル線区で運用された。1964年(昭和39年)より32系各形式の3000系への車体更新が開始されるとクハ420形も更新対象となり、1966年(昭和41年)にクハ421・422が、翌1967年(昭和42年)にはクハ420がそれぞれ更新を実施され、クハ420形は形式消滅した。 また、荷電化改造を実施した車両についても、荷物輸送量の減少や荷物扱い廃止に伴って、1976年(昭和51年)にモユニ1190形1190が、1983年(昭和58年)にはモニ1471・1472がそれぞれ廃車となり、大正14年系に属する車両は全廃となった。 モニ1471(元クハ1形4)は除籍後杉戸工場において保管されたのち、日本貨物鉄道(JR貨物)へ譲渡された。譲渡後は小山駅構内において長年にわたり保管されていたが、2008年(平成20年)4月に解体処分されたため、本系列で現存する車両はない。
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