大導寺信輔の半生
作者芥川龍之介
収載図書芥川龍之介全集 5
出版社筑摩書房
刊行年月1987.2
シリーズ名ちくま文庫
収載図書大導寺信輔の半生・手巾・湖南の扇 他十二篇
出版社岩波書店
刊行年月1990.10
シリーズ名岩波文庫
収載図書短編の愉楽 1 近代小説のなかの都市
出版社有精堂出版
刊行年月1990.12
収載図書芥川龍之介全集 第12巻 大導寺信輔の半生 海のほとり
出版社岩波書店
刊行年月1996.10
収載図書ザ・龍之介―芥川龍之介全一冊 増補新版
出版社第三書館
刊行年月2000.7
収載図書大導寺信輔の半生
出版社岩波書店
刊行年月2001.9
シリーズ名岩波文芸書初版本復刻シリーズ
収載図書或阿呆の一生
出版社岩波書店
刊行年月2001.12
シリーズ名岩波文芸書初版本復刻シリーズ
収載図書中央公論文芸欄の大正
出版社中央公論新社
刊行年月2006.10
シリーズ名中公文庫
大導寺信輔の半生
大導寺信輔の半生
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ナビゲーションに移動 検索に移動大導寺信輔の半生―或精神的風景画― | |
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作者 | 芥川龍之介 |
国 |
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言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
発表形態 | 雑誌掲載 |
初出 | 『中央公論』1925年1月号(第40年第1号) |
刊行 | 岩波書店 1930年1月 |
収録 | 『芥川龍之介全集 第4巻』 岩波書店 1927年 |
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『大導寺信輔の半生』(だいどうじしんすけのはんせい)は、芥川龍之介の短編小説。1925年(大正14年)1月に『中央公論』にて発表されたが、未完となった。芥川の晩年の作品で、年齢を重ねたことによって作品に厚みを与えたと菊池寛に評価された。
副題にあるとおり、大導寺信輔という少年の物語というよりは「精神的風景画」が6章ものされている[要説明]。本編最後の「附記」によれば「あと三四倍は続けるつもりで」あったとされており、実際に「空虚」と「厭世主義」という二つの章が書かれているが、後者の途中で筆が切れて未完となった。
本作は芥川の半自伝小説と言えるが、小説の主人公は養子には出されていないなど相違している部分も多く、この事実との置き換えのために筆が止まったと心理学者岸田秀は『芥川龍之介論 シニシズムの破綻』の中で分析している。未完になった本作ののちにも、芥川は『点鬼簿』、遺稿となった『或阿呆の一生』とふたつの自伝的小説を執筆している。
外部リンク
- 『大導寺信輔の半生――或精神的風景画――』:新字新仮名 - 青空文庫
- 『大導寺信輔の半生―或精神的風景画―』:新字旧仮名 - 青空文庫
- 菊池寛著『「大導寺信輔の半生」跋』:旧字旧仮名 - 青空文庫
- 『大導寺信輔の半生』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
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