大きな数の話とは? わかりやすく解説

大きな数の話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 14:38 UTC 版)

2の冪」の記事における「大きな数の話」の解説

当初増え方から見ると、とても想像できないような大きな数を導き出すことができる点から、古くから様々な話に登場する例えば、「新聞紙262つ折りにすると、富士山より高くなる」という話がある。計算上は 226 = 67,108,864 であるから厚さ0.1mmの紙を26回折曲げると約6710mとなり、富士山標高(約3776m)を超える当然ながら、実際には8回ほど折り曲げたところで限界となるため、紙を何度も折り曲げるのは物理的に実行不可能であるが、「新聞紙2等分に切り、それを重ねる」を繰り返すことはある程度可能である。 別の例に、「将棋盤問題英語版)」というものがある。古代インドセーラムという王の家来、セッサ・イブン・ダヘルがチャトランガ将棋チェス原型となったとされるゲーム)を発明した時、王はこれを喜び、望むだけの褒美取らせると言った。この時の彼の希望は、「盤の最初升目一粒小麦を置き、二升目には二粒、三升目には四粒と増やしていって、最後升目の分だけを頂きたい」というものであった。この数は、2の63乗であるが、実際小麦として計算すると、世界小麦生産高の2500年分を越えるという。日本においては曽呂利新左衛門初代)豊臣秀吉から褒美を何にするか問われ今日は米1粒、翌日には倍の2粒、その翌日には更に倍の4粒と、日ごとに倍の量の米を100日間もらう事を希望したという逸話がある。また、漫画『ドラえもん』登場するバイバイン」は、物体を5分ごとに2の累乗数増やす架空薬品で、作中では、栗饅頭対し使われた。このバイバイン対す考察山本弘が行っており、エッセイ集宇宙くりまんじゅう滅びるか?』(2007年河出書房新社ISBN 978-4309018294)を上梓している。

※この「大きな数の話」の解説は、「2の冪」の解説の一部です。
「大きな数の話」を含む「2の冪」の記事については、「2の冪」の概要を参照ください。

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