外伝「ぶりぶりざえもんのぼうけん」
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「ぶりぶりざえもん」の記事における「外伝「ぶりぶりざえもんのぼうけん」」の解説
初の単独シリーズ。1994年9月26日放送「ぶりぶりざえもんの冒険 雷鳴編」、「ぶりぶりざえもんの冒険 風雲編」が放送された。以後、好評につき続編が多く作られるもシリーズ自体が元々外伝であること、スペシャル等放送機会が限られていたこと、後述にある初代声優の塩沢兼人の死去の影響等が原因で、長らくアニメ化の企画が中断されていた。原作漫画では『まんがタウン2008年6月号』より不定期掲載が再開された。 風来坊のしんのすけが子供にいじめられていた(後述の新作では、罠に引っかかって網に捕まっていた)ブリブリ族の老人から、助けたお礼として貰った「救いのマラカス」を振ることで、ぶりぶりざえもんが召喚される。しんのすけが危機を脱する際に呼び出されるが、呼ばれたぶりぶりざえもんも大概同じ状況に陥っている。事件解決後、被害者や協力者に多額の救い料を要求するも断られ、しんのすけがそのまま次の旅へと旅立つのが定番のオチとなっている(2000年4月21日放送「ゴールドフィンガー銀ちゃん」編の最後においては、銀の介に救い料を要求するも、げんこつを食らわされた)。 悪人と戦うのは怖いから嫌で、棚を吊ったり、肩たたきなどの分野で人を救うのが得意とのことだが、劇中ではそういった分野での人助けは描かれていない。建前では1日3時間(3分間など、そのときによってしばしば変わる)しか、現実の世界にいられないことになっているが、実際は確実に3時間以上滞在しており、危機が迫るとこれを口実に消える(原作では一度だけ、ご馳走を前にして時間切れで消えている)。念書を書かせるために持っていた筆は、本人曰く「じじいのオマタのヒゲで作った高級品」。 原作では召喚されたときに「むこうの世界」でソフトSMを楽しんでいる時もあり、かなりのマゾヒスト。逆に、アニメ版ではビキニパンツに網タイツという格好で、ムチやロウソクを持って現れるシーンがあるなどサディストという設定であった。性感帯は鼻の穴らしく、2000年4月21日放送「ゴールドフィンガー銀ちゃん」編で、銀の介に鼻の穴へ腕を突っ込まれてグリグリ攻撃をされた際、「指を鼻の穴に突っ込まれると感じてしまう!」と顔を真っ赤にして悶えていた。 再始動後の原作漫画の2015年2月号分からは子持ちであることが判明。借金も抱えている模様で、しんのすけが呼び出したときにはギャンブルにのめり込んだ上、サラ金に手を出した為、セメントで体を埋められて東京湾に投げ捨てられる直前だった。 1996年8月16日放送「風雲妖怪城」は「ぶりぶりざえもんのぼうけん」であるが、マラカスで召喚される以外はそれまでのストーリーとの関連性の無い独立した前後編のストーリーでこれ自体は完結している。 2016年5月13日放送「ぶりぶりざえもんの冒険 覚醒編」で16年ぶりに新作が作られ、前シリーズとは繋がりのない新たな作品となった。時代の変化に合わせてスマートフォンを愛用し、翌週の「ぶりぶりざえもんの冒険 閃光編」ではブログも立ち上げていることが描かれた。定番のオチは事件解決後に被害者や協力者に救い料を要求するのを断られた後、ぶりぶりざえもん自身が「ちっ!」と言いながらそのまま消えると言う事になっている。また、前作は「ぶりぶりざえもんの冒険」以外でぶりぶりざえもんが登場する話では「救いのマラカス」を使用せずに現れたりと比較的自由に登場していたが、神谷が担当した回から登場するぶりぶりざえもんの話はどの番外編(『クレヨンしんちゃん外伝 お・お・お・のしんのすけ』の話以外)でも、しんのすけが使用する「救いのマラカス」による登場で統一されていて、上記の通り時間切れになると牢屋、宇宙ロケットの中、ひょうたんの中でも姿を消すパターンになっている。
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