外伝Ⅰ『赤い瞳のヴィクトルカ』関係者
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ヴィクトルカ アントン シュテルンベルクのペトル・コノピシュツキー(チェコ語版) カトリック派のボヘミア貴族。第一次プラハ窓外投擲事件に際して騎士数十騎を含む300人の部隊を率い暴徒化したフス派の民衆を制圧しようとするが、ヴィクトルカの行動により勢いづいた民衆によりなすすべもなく撃退され面目が失墜、以後彼女を深く恨むようになる。 ジヴォホシュチの戦い(チェコ語版)で捕えたヴィクトルカをクトナー・ホラに連行して異端審問にかけるが、最後まで屈しなかった彼女に逆に心を折られてしまい、以後ヴィクトルカの幻影に付きまとわれる事となる。 ヴィトコフの戦い(チェコ語版)において、シャールカの放った一弾の直撃を顔面に受け戦死した。 ヴァーツラフ4世 ボヘミア王。大酒飲みで短気な性格。とにかく酒に絡む失態が多く、神聖ローマ皇帝・ドイツ王としての評価は散々な人物であり、物語開始時点で既に皇帝位を喪っている。 ボヘミア王としては、大貴族牽制の為身分が低くとも有能な人物を積極的に登用したり(ヤン・ジシュカも王宮付き軍事顧問に登用されている)、フス派を庇護したりしたため必ずしも評判は悪くは無かったが、教皇庁の圧力に屈してフス派の抑圧に転じた事がプラハのフス派市民の激昂を招き、プラハ窓外投擲事件を引き起こした。 窓外投擲事件およびその後の暴動制圧失敗の報を聞いて激昂した所で、日ごろの大酒が祟って卒中の発作を起こし昏倒、そのまま回復することなく死亡した。
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