場所請負制成立後の行政とは? わかりやすく解説

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場所請負制成立後の行政

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 21:17 UTC 版)

場所請負制」の記事における「場所請負制成立後の行政」の解説

江戸時代村落については村請制度コタンも、身分詳細士農工商参照 当時北海道樺太および北方領土行政は、概ね知行地(場所)ごとに地域区分が行われ、本州以南準じて郷村制敷かれた。知行地について、文献には「場所」のほか「領」の表現見られる場所請負人は、知行主に代わって行政権行使したまた、アイヌ百姓身分位置づけられていた。オムシャでは、老病者や子供対し御救米支給介抱)し、地元有力者役蝦夷惣乙名乙名脇乙名・惣小使小使土産取などの役職)に任命した役蝦夷は、藩や幕府からの掟書法律)を平蝦夷住民)に伝達したほか、住民調べ宗門人別改帳戸籍)の作製江戸時代の日本の人口統計)、年貢米代わりとなる獣皮など地元産品納付や、労働力把握し夫役会所運上屋番屋等の雑役など様々)への動員などの業務こなした。 なお、アイヌ漁撈には、雇用による漁場労働自分稼ぎアイヌによる自営業)など様々な形態が存在した当時和人社会でも小作農をはじめ丁稚奉公住み込み女中などの年季奉公が当然の時代であり、生活は決して楽ではなかったようである。 松前藩治世では和語使用和装などは禁止されたが、奉行治世では解禁推奨和風化政策)し、和装した場合などに衣類鬢付け油などの褒章支給されたという。和風化は役蝦夷中心に行われたが、平蝦夷にはあまり普及しなかった。「和風化」の普及率地域差があり、場所経営携わる和人担当者によっては、あまり積極的に行わない地域や、逆になかば強引に行われた例もあったと思われるまた、第二次幕領以降は、蝦夷地流行する疱瘡対策として住民種痘なども行われた

※この「場所請負制成立後の行政」の解説は、「場所請負制」の解説の一部です。
「場所請負制成立後の行政」を含む「場所請負制」の記事については、「場所請負制」の概要を参照ください。

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