図師町とは? わかりやすく解説

図師町

読み方:ズシマチ(zushimachi)

所在 東京都町田市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒194-0203  東京都町田市図師町

図師町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 20:14 UTC 版)

日本 > 関東地方 > 東京都 > 町田市 > 図師町
図師町
図師町
図師町の位置
北緯35度34分51.73秒 東経139度25分6.17秒 / 北緯35.5810361度 東経139.4183806度 / 35.5810361; 139.4183806
日本
都道府県 東京都
市町村 町田市
地域 忠生地域
面積
[1]
 • 合計 2.842 km2
人口
2018年(平成30年)1月1日現在)[2]
 • 合計 8,417人
 • 密度 3,000人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
194-0203[3]
市外局番 042 (相模原MA)[4]
ナンバープレート 多摩
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図師町(ずしまち)は、東京都町田市にある町名。「丁目」の設定のない単独町名である。郵便番号は194-0203[3]

地理

町田市の北部に位置する。

東は野津田町、南は山崎町忠生、西と北西は下小山田町、北は小野路町と接している。 特に小野路町に跨る北部の丘陵地帯は「図師小野路歴史環境保全地域」に指定されており、全体として典型的なかつての多摩丘陵の景観を示している[5]

河川

鶴見川(宮川橋)
  • 鶴見川 - 北西から南東に流れる。
  • 結道川 - 北から南に流れ、並木橋付近で鶴見川と合流する。

地価

住宅地の地価は、2014年平成26年)1月1日公示地価によれば、図師町字八号1629番31の地点で10万1000円/m2となっている。[6]

歴史

武蔵国多摩郡小山田庄小山田郷の後、多摩郡柚木領に属した。

地名の由来

承久年間(1219~1221)、時の領主の小山田二朗重義が半沢山にある「白山社」を修理しようとして、別当の大蔵院長栄に社にある地形を尋ねたところ、長栄は図を画き、重義がそれを誉め長栄を図師法印半沢坊と称し、領地の一部を社領として寄贈し「図師領」と称したと伝わる[7]

沿革

  • 1590年天正18年) - 徳川家康の領地になる。
  • 1651年慶安4年) - 今井八郎左門が代官になる。
  • 1666年寛文6年) - 坪井治右衛門が代官になる。
  • 1693年元禄6年) - 図師の北部の一部が江戸の湯島の霊雲寺の領地になる。
  • 1697年(元禄10年) - 図師の北部の残りが旗本の平岡仁右衛門の知行地になる。
  • 1698年(元禄11年) - 図師の南部が旗本の田中一郎右衛門の知行地になる。
  • 1856年安政3年) - 図師ヶ原が開拓され、幕府の直轄地になり、江川太郎左衛門が代官になる。
  • 1866年慶応4年、明治元年) - 武蔵知県事韮山県の管轄になり、その後神奈川県に移管される。
  • 1871年(明治4年) - 区制により第三〇区となる。
  • 1873年(明治6年) - 区番組制により第八区五番組となる。
  • 1874年(明治7年) - 大区小区制により第八大区四小区となる。
  • 1884年(明治17年) - 連合戸長役場制により木曽村戸長役場の管轄となる。
  • 1889年(明治22年) - 図師村、上小山田村、下小山田村、山崎村、木曽村、根岸村が合併し、南多摩郡忠生村大字上図師となる。
  • 1893年(明治26年) - 南多摩郡、西多摩郡北多摩郡が神奈川県から東京府に移管され、東京府南多摩郡忠生村大字図師となる。
  • 1943年昭和18年) - 東京都制により、東京都南多摩郡忠生村大字図師となる。
  • 1958年(昭和33年) - 町田町、忠生村、鶴川村堺村が対等合併し、市制施行。町田市図師町となる。

世帯数と人口

2018年(平成30年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
図師町 3,479世帯 8,417人

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]

番地 小学校 中学校
全域 町田市立図師小学校 町田市立忠生中学校

交通

路線バス

  • 神奈川中央交通により、町田バスセンターから町田街道・芝溝街道を経由し、野津田車庫行き(町26系統・町39系統・町78系統)、小山田行き(町27系統)、多摩丘陵リハビリテーション病院行き(町31系統)、鶴川駅行き(町36系統)などが運行されている。特に町26系統は入出庫を兼ねた基幹系統でもあり、深夜バスも含めて頻繁に運行されている。
  • また、淵野辺駅北口より、野津田車庫行き(淵23系統)、鶴川駅行き(鶴37系統)も町内を通過するが、本数は少ない。
  • 京王バスにより、多摩センター駅から、日大三高行き(多43系統・多45系統)が運行されており、通学時間帯には急行便(多44系統)や臨時便も頻繁に運行される。また、神奈川中央交通も町田バスセンターおよび淵野辺駅北口より、日大三高行き(町16系統・淵25系統・淵67系統)を運行している。

主な道路

芝溝街道と都道155号が交差する図師大橋交差点

施設

教育
商業
警察
公園スポーツ施設
  • 図師日影坂下公園
  • 町田市立室内プール・町田桜の湯 - 町田市バイオエネルギーセンター(下小山田町)のごみ焼却余熱を利用した温水プール及び温浴施設。
寺院神社
  • 圓福寺 - 曹洞宗眞峰山
  • 長慶寺
  • 熊野神社

出典

  1. ^ 土地・気象 【町田市統計書 第50号2016(平成28)年度発行】”. 町田市 (2017年3月21日). 2018年1月21日閲覧。
  2. ^ a b 町丁別世帯数・人口表”. 町田市 (2018年1月15日). 2018年1月21日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年1月21日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月21日閲覧。
  5. ^ [1] 東京都環境局ホームページより
  6. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  7. ^ 森山兼光 『町田郷土誌』 1996年6月(久美堂)
  8. ^ 市立小・中学校の通学区域”. まちだ子育てサイト(町田市) (2018年4月1日). 2018年4月1日閲覧。
  9. ^ 広報まちだ 2000年12月21日号 2面町田市

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