喜屋武水産高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 14:46 UTC 版)
「Harlem Beat」の記事における「喜屋武水産高校」の解説
インターハイ沖縄県代表校。上南の初戦相手。暴力沙汰により1年間の公式大会出場停止をくらっていた為全国的には全く無名だったが、駐留米軍兵士に囲まれた環境でならしたラフなプレースタイルと並外れたパワーバスケで初出場を掴んだ。派手な容姿や礼儀知らずの態度で会場を騒然とさせるが、バスケに対する純粋な信念にいつしか皆を巻き込んでいく。初戦前夜、札幌の街で居合わせたSCRATCHとダンクコンテストを催してギャラリーを湧かせた。部員は9名。 比嘉 裕太(ひが ゆうた) 声ー私市淳 7月14日生、B型。180cm / 82kg。背番号4、ポジションはPF。2年生。 ツンツンに固めたトサカのようなヘアスタイルと鋭い目付き、粗暴な態度で初対面の上南を威圧する。負けん気の強い自信家で、はじめは上南やSCRATCHを軽んじていたものの試合を経てその実力を認め、特に成瀬とは完全に意気投合した。デニス・ロッドマンを敬愛し、ダンクシュートは最高の自己表現と称する。ファウルも辞さない捨て身のプレーで生傷が絶えない。空港で居眠りし帰郷の飛行機を逃す原因を作り、敗戦翌日の筑波戦を上南の応援団として観戦。不在の浩介に代わり場を盛り立てる。女子には慣れていないのか弱い節があり、みずきに終始頭が上がらずにいた。沖縄では祖母の下で生活しておりこれまた頭が上がっていない。喫煙者。猫舌。 玉那覇 貴生(たまなは たかお) 3月24日生。190cm / 83kg。背番号5、ポジションはPG。2年生。 長髪色白、柔らかな物腰で他の部員と一線を画する雰囲気を纏うが、秘めた闘争心を持ち、部では実質の司令塔を務め攻守のリズムを指示する。不良同士として知り合った比嘉の相棒であり、彼の牽制や古謝兄弟の収拾も担うまとめ役。文学に造詣がありキイスや漱石を嗜む描写がある。喫煙者。 瑞慶覧 ケンプ 辰也(ずけらん ー たつや) 5月10日生。206cm / 117kg。背番号6、ポジションはC。2年生。 邦人の父と米国人の母を持つハーフで外見は黒人。日本語は堪能だが片言の発音があり英語も常用している様子。いつもニコニコしている好漢だが、中学生時代は「モンスターケンプ」と呼ばれた荒くれ者だった。日本人離れの巨体で本場モノのハンマーダンクを見舞う。 古謝 山彦(こじゃ やまひこ)・海彦(うみひこ) 9月1日生、B型。181cm / 69kg。ポジションはそれぞれSFとSG。2年生(1留)。 一卵性双生児。緑青と青緑にそれぞれ染めたドレッドヘアと大きなサングラスで独特の雰囲気を作っているが、口を開けば漫才のようなおとぼけキャラとなり多くの場面でコメディ要素を担当した。サーフィンが趣味で、波を待ってる間に留年したなどと揃って嘯いている。ダンクコンテストで澤村と言い争って以来犬猿の仲だが実際には認めあっており別れ際には「マイブラザー」とも称していた。二人とも大食い。著者も二人の区別はあまりつけておらず、海彦が英語でまくしたてる役、山彦が適当に通訳する役と便宜上答えている。モチーフは『不思議の国のアリス』のトゥイードルディー・トゥイードルダム。 島袋 英男(しまぶくろ ひでお) 監督。サンフランシスコ帰りの日系二世。部活動は放任主義で常に酒をあおり競馬新聞を読んでいるが、比嘉達の面倒を買って出て全国区の選手へと育て上げた手腕に加え確かな分析眼も備えており、部員からも信頼を集めている。全国制覇した暁には部員をアメリカに連れていく約束を交わしている。
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