海彦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 15:52 UTC 版)
(胴体の無い、三本足の猿似のアマビコ) 海彦(あまひこ/あまびこ)の絵図は、形態が猿に似ていると評され、"頭部からいきなり長い三本足が生えたよう"に描かれている。体じゅうも顔も短い毛におおわれるが、坊主頭と観察される。添え文よれば越後国の浦の辺りに現れた海彦は、日本の人口の七割の死滅(ただし、その姿を模した絵を見れば回避)を予言した。 「海彦」の表記の史料は一点のみで、半紙を半分に裁断したほどの大きさの紙に肉筆で画が書かれている。1844年(天保15年)とあり、現存最古史料である いっぽう、その出現については「海中から出て来た」としか描写されておらず、光を海中から発したことについて捜査に出向く武士の存在や、豊作についての予言は話のなかに含まれておらず、書写系統は異なるものではないかと考えられる。
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