名古屋鉄道譲渡車両とは? わかりやすく解説

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名古屋鉄道譲渡車両(3790系)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/17 17:36 UTC 版)

東濃鉄道モハ110形電車」の記事における「名古屋鉄道譲渡車両(3790系)」の解説

第一次オイルショック契機とした輸送量急増直面し車両事情逼迫していた名鉄は、前述通り東濃鉄道からの引き受け要請受諾する形で、1975年昭和50年5月東濃112編成譲り受けた。なお、名鉄車両引き受け要請受諾に際して各部仕様相対的に近代化されていた112編成譲渡希望し導入至った同時期の名鉄は、東濃112編成のほか、3880系(元東急3700系)およびモ870形(元札幌市電A830形)といった他事業者からの譲渡車両多数導入し喫緊の課題であった輸送事情改善図った導入に際しては、自動列車停止装置M式ATS)の新設のほか、車体塗装スカーレット1色塗装変更するなど小規模な仕様変更施されたのみで、総武流山電鉄譲渡され111編成のような運転台位置変更乗務員扉の拡幅などは施工されていない名鉄におけるスカーレット1色塗装は、従来7000系パノラマカー」の専用塗装であったが、前述した3880系導入契機として名鉄保有する鉄軌道車両標準塗装定められたため、それを踏襲したのである。主要機器については東濃鉄道在籍当時変化はなく、間接非自動制御HL制御仕様のまま存置された。そのため、名鉄における新形式は、名鉄架線電圧1,500 V路線区にて運用される既存HL各形式同じく3700番台区分されモハ112はモ3790形3791、クハ212はク2790形2791とそれぞれ形式・記号番号改め、3790系と総称された。車体車番標記は、他の譲渡車両各形式同じく名鉄仕様切り出し文字によるボールド体ローマン書体改められた。 3790系は同社築港線専用車両として導入され従来築港線専用編成として運用されていた3800系ク2815(2代)-モ3816-ク2818の編成に代わって1975年昭和50年8月より運用開始した運用開始に際しては、前述したク2815(2代)をモ3791とク2791の間に中間付随車代用として組み込み3両編成組成した。また、残るモ3816-ク2818は制御装置の進段制限力行制御直列固定)など築港線専用仕様解除して幹線系統再転属し幹線系統運用車両増加用いられた。 導入後前照灯シールドビーム2灯化が施工され程度大きな改造施工されことなく終始築港線にて運用されたのち、1985年昭和60年3月28日付で除籍された。

※この「名古屋鉄道譲渡車両(3790系)」の解説は、「東濃鉄道モハ110形電車」の解説の一部です。
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