吉田大八 (映画監督)とは? わかりやすく解説

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吉田大八 (映画監督)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 22:33 UTC 版)

よしだ だいはち
吉田 大八
第37回東京国際映画祭にて(2024年)
生年月日 (1963-10-02) 1963年10月2日(61歳)
出生地 日本
職業 映画監督
ジャンル 映画テレビドラマミュージック・ビデオ舞台
活動期間 1987年 -
主な作品
映画
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
パーマネント野ばら
桐島、部活やめるってよ
紙の月
美しい星
羊の木
騙し絵の牙
受賞
東京国際映画祭
東京グランプリ
2024年
最優秀監督賞
2024年『敵』
観客賞
2014年紙の月
日本アカデミー賞
最優秀監督賞
2013年桐島、部活やめるってよ
その他の賞
日本映画プロフェッショナル大賞
新人監督賞
2008年腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
受賞歴参照
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吉田 大八(よしだ だいはち、1963年10月2日[1] - )は、日本の映画監督CMディレクター鹿児島県出身[1]。2013年、『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀作品賞を始め各賞を受賞[2]

経歴

ラ・サール高等学校[要出典]早稲田大学第一文学部卒業[3]。高校までは音楽をやっていて映画はあまり関心がなかったが[4]、上京後に観た『爆裂都市 BURST CITY』で映画にはまり[4][5]、大学4年間で映画を観まくり、『仁義なき戦い』や『太陽を盗んだ男』などに感銘を受けた[4][6]

1987年にCM制作会社のティー・ワイ・オーに入社[3]。以降、20年間CMディレクターとして数百本のテレビCMを手掛け[4][7]、様々な広告賞を受賞している。テレビCM以外には、ミュージック・ビデオやテレビドラマ、ショートムービーなども演出しており、2007年には、初の長編劇場用映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を監督し、同年の第60回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門に招待され話題となる。

2013年、『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀作品賞を始め各賞を受賞[7]。同作は初動こそ振るわなかったものの、鑑賞者による口コミの広がりにより6か月以上に及ぶ異例のロングラン上映となった。

2017年に「僕そのものの考え方を半分くらい作った」と語る程、自身の創作に多大な影響を受けていたミュージシャン平沢進と対談を行う[8]

作品

映画

舞台

ショートムービー

テレビドラマ

PV

映画祭実績

受賞歴

脚注

  1. ^ a b 吉田大八のプロフィール・画像・写真”. WEBザテレビジョン. KADOKAWA. 2022年12月24日閲覧。
  2. ^ 岸田智 (2014年10月16日). “吉田大八監督は勘違い女の映画ばかり撮っている?”. シネマトゥデイ. 2014年10月16日閲覧。
  3. ^ a b “吉田大八 プロフィール”. 映画24区スクール. https://web.archive.org/web/20180615191519/http://eiga24ku-school.jp/lecturer/profile/yoshida-daihachi.html 2018年6月16日閲覧。 
  4. ^ a b c d 塩田時敏「『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』監督・吉田大八インタビュー 『シニカルでブラックで"笑える"映画に…』」『シナリオ』2007年8月号、日本シナリオ作家協会、52 - 57頁。 
  5. ^ 映画『紙の月』監督 吉田 大八さん - Creative Village
  6. ^ 吉田大八インタビュー - HogaHolic | ホウガホリック
  7. ^ a b 岸田智 (2014年10月16日). “吉田大八監督は勘違い女の映画ばかり撮っている?”. シネマトゥデイ. 2014年10月16日閲覧。
  8. ^ CDジャーナル 2017年5月号 
  9. ^ “錦戸亮主演×吉田大八監督「羊の木」映画化!共演に木村文乃、松田龍平、市川実日子”. 映画ナタリー. (2016年9月23日). https://natalie.mu/eiga/news/202781 2016年9月23日閲覧。 
  10. ^ “大泉洋主演×吉田大八監督のタッグで『騙し絵の牙』映画化決定 共演に松岡茉優、佐藤浩市”. Real Sound (株式会社blueprint). (2019年10月30日). https://realsound.jp/movie/2019/10/post-437474.html 2019年11月13日閲覧。 
  11. ^ “吉田大八×錦戸亮ら4組、Amazon Musicが短編映画と音楽の新プロジェクト始動”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2021年7月7日). https://natalie.mu/eiga/news/435764 2022年8月12日閲覧。 
  12. ^ “長塚京三主演×吉田大八監督で筒井康隆の小説『敵』映画化 共演に瀧内公美、河合優実ら”. Real Sound. blueprint. 14 September 2024. 2024年9月14日閲覧.
  13. ^ リリー・フランキーと吉田大八がドラマでタッグ、小林聡美と岡田将生も出演”. 映画ナタリー. 株式会社ナターシャ (2019年2月21日). 2019年2月21日閲覧。
  14. ^ 鈴木隆; 広瀬登 (2013年1月18日). “毎日映画コンクール:大賞は「終の信託」”. 毎日jp. 毎日新聞社. pp. 1-2. 2013年1月18日閲覧。[リンク切れ]
  15. ^ 第67回毎日映画コンクール授賞式、アニメ部門に「おおかみこどもの雨と雪」「火要鎮」”. アニメ!アニメ!. イード (2013年2月15日). 2025年6月27日閲覧。
  16. ^ 第36回日本アカデミー賞 優秀賞”. 日本アカデミー賞公式サイト. 日本アカデミー賞協会 (2013年3月8日). 2025年6月16日閲覧。
  17. ^ 第38回日本アカデミー賞最優秀賞発表!、日本アカデミー賞公式サイト、2015年1月16日閲覧。
  18. ^ 吉田大八×長塚京三「敵」TIFFで3冠、トニー・レオン「大好きな映画を見つけられた」”. 映画ナタリー. 株式会社ナターシャ (2024年11月6日). 2024年11月7日閲覧。
  19. ^ 【第18回アジア・フィルム・アワード受賞結果】最優秀作品賞は「All We Imagine as Light」 日本勢は「敵」吉田大八が監督賞、「HAPPYEND」栗原颯人が新人俳優賞”. 映画.com (2025年3月17日). 2025年3月17日閲覧。

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