各国の紋章官とは? わかりやすく解説

各国の紋章官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 14:17 UTC 版)

紋章官」の記事における「各国の紋章官」の解説

イギリス連邦諸国では、独自の紋章機関を持つスコットランドカナダ南アフリカ除きロンドン置かれる紋章院紋章についての業務行っている。紋章院常任紋章官キング・オブ・アームズ3名、ヘラルド・オブ・アームズ6名、パーシヴァント・オブ・アームズ4名の合計13名で構成され王室一員としてほんのわずかばかり給料支給されるスコットランドでは、コート・オブ・ザ・ロード・リヨンにおいて、ロード・リヨン・キング・オブ・アームス (Lord Lyon King of Arms)、3名のヘラルド、及び3名のパーシバントがロンドン紋章官が受けることのない厳し法的枠組み範囲内紋章まつわる事案管理するロード・リヨン国王によって任命され、その国王権限により彼自身が他のスコットランド紋章官任命するアイルランドでは、紋章及び系譜問題は、チーフ・ヘラルド・オブ・アイルランド (Chief Herald of Ireland) と称される官公吏権限範囲内属する。アイルランド紋章に関する権利、つまり1943年以降承認登録されすべての紋章対す法的根拠司法長官疑問呈したため、2006年5月8日に、ブレンダン・ライアン (Brendan Ryan) 上院議員はこの状況救済し、アルスター・キング・オブ・アームズ (Ulster King of Arms) からの権限移行以来活動合法化するためにアイルランド上院系譜及び紋章法案 (the Genealogy & Heraldry Bill 2006) を上程した。 オランダでは、紋章官終身役職としては存在しない私設紋章法律により保護されておらず、国家紋章及び貴族紋章高等貴族会議 (High Council of Nobility) によって管理されるイギリスのような紋章院存在しないにも関わらず王室即位式の際には、通常高等貴族会議一員である2名のキング・オブ・アームズと2名ないし4名のヘラルド・オブ・アームズ列席する1890年ウィルヘルミナ女王及び1948年ユリアナ女王即位の際、キング・オブ・アームズ19世紀スタイル法服着用したのに対しヘラルドはタバード(tabard、紋章描かれ伝令官の官服)を着用していた。また、すべての紋章官は職持っており、職位を示す鎖を身に着けていた。1980年ベアトリクス女王即位では、典礼事務上級キング・オブ・アームズであり、対ナチス・ドイツ抵抗勢力メンバーでもあったエリック・ハーゼルホフ・ルールズマ (Erik Hazelhoff Roelfzema) によって掌握されていた。紋章官はもはや式典用の衣装着用してはおらずその代わり式典大部分の他の参列のようなホワイト・タイ礼服)を着用していた。より上級キング・オブ・アームズは、これから国王となる者が憲法に対す忠誠誓った後、即位宣言する。そしてヘラルド即位式開催されるアムステルダム新教会 (De Nieuwe Kerk) の外に出て教会の外に集まった人々にこの事実発表する

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