各国の竜騎兵とは? わかりやすく解説

各国の竜騎兵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 22:55 UTC 版)

竜騎兵」の記事における「各国の竜騎兵」の解説

各国の事情により竜騎兵運用異なっている。胸甲騎兵少なかったプロイセンオーストリアでは、竜騎兵は主に重騎兵として使われた。逆に強力な胸甲騎兵カービン騎兵英語版)を持つロシアフランスでは軽騎兵として扱われていた。 フランスには竜騎兵とは別にマスケット支給され近衛兵である銃士(Mousquetaire)が存在し平時には近衛兵としてパリで働くが、戦場では竜騎兵同じく軽騎兵として戦った。なお銃士竜騎兵同じく胸甲付けなかったが、戦場でも二角帽被りサーベルではなくレイピア携えていた。 スペイン竜騎兵平時において治安維持のため各都市勤務していた。ジョルジュ・ビゼーオペラカルメン』はセビリアで働く竜騎兵ドン・ホセが、喧嘩騒ぎ起こしたカルメンを牢まで護送する場面から始まる。 多くの国では騎兵と同じサーベル利用したが、ロシア帝国竜騎兵南下政策影響コサックらが使用していた彎刀シャシュカ』に鍔を付けた1881年竜騎兵サーベル」を導入した。このサーベル将校用としてソビエト軍にも受け継がれ現在のロシア軍も儀礼刀として利用している。 イギリスでは1661年に旧王党派兵士構成された第1ロイヤル竜騎兵連隊1st The Royal Dragoons)が設立され1969年には王室騎兵隊と統合されブルーズ・アンド・ロイヤルズとなった軽騎兵として扱う軽竜騎兵the Light Dragoons)、重騎兵として扱う重竜騎兵the Heavy Dragoons)が併存しており、軽竜騎兵隊には1793年から王立騎馬砲兵随伴することになったアメリカ独立戦争にも竜騎兵派遣され当初活躍したが、指揮官バナスター・タールトン発砲事件においてアメリカ側宣伝攻撃さらされた。 アメリカでは大陸軍軽装竜騎兵隊を組織しており、ウィリアム・ワシントンなどが指揮官として知られている。アメリカ独立戦争時代には運用方法類似しているイギリス軍竜騎兵隊と交戦しているが、開戦当初は軍の財政問題起因する装備練度の不足から能力的に劣っており、ワックスホーの虐殺として知られる戦闘では多数被害出している。 日本竜騎兵に近い存在として、伊達政宗大坂の陣使用したとされる騎馬鉄砲隊挙げられる

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