紋章官
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紋章官(もんしょうかん、英: Officer of arms)は、君主や領主などの支配者又は国家によって任命され、次の役目のひとつ以上を実行する権限を与えられた者、及びその役職である。
- ^ a b c 森護. ヨーロッパの紋章 ―紋章学入門― シリーズ 紋章の世界 I (初版 ed.). pp. p.16
- ^ 森護. 紋章学辞典 (初版 ed.). pp. p.149
- ^ a b 森護. ヨーロッパの紋章 ―紋章学入門― シリーズ 紋章の世界 I (初版 ed.). pp. p.15
- ^ ヘラルドサン(オーストラリア)、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(フランス)、シドニー・モーニング・ヘラルド(オーストラリア)、マイアミ・ヘラルド(アメリカ合衆国)、ボストン・ヘラルド(アメリカ)、ニュージーランド・ヘラルド(ニュージーランド)、ザ・ヘラルド(スコットランド)、イブニング・ヘラルド(アイルランド)、ヘラルド朝日(日本)など
- ^ a b 松田徳一郎, 東信行, 豊田昌倫, 原英一, 高橋作太郎, 木村建夫, 山県宏光, 馬場彰 (1993, 1999). リーダーズ英和辞典 (第2版 ed.). 研究社. ISBN 978-4767414317
- ^ a b c 小学館ランダムハウス英和大辞典第二版編集委員会 (1993-11-19). ランダムハウス英和大辞典 (第2版 ed.). 小学館. ISBN 978-4095101019
- ^ Centre for Irish Genealogical and Historical Studies. “An Irish Arms Crisis” (英語). Irish Chiefs. 2010年4月4日閲覧。
- ^ “GENEALOGY AND HERALDRY BILL 2006” (PDF) (英語, アイルランド語). Houses of the Oireachtas. 2010年4月4日閲覧。
- ^ M.J. Lohnstein (2004年11月21日). “Kostuum Koning en Heraut van Wapenen” (オランダ語). De Collectie Lohnstein. 2010年4月4日閲覧。
- ^ A.J.P.H. van Cruyningen, De inhuldiging van de Nederlandse vorst. Van Willem Frederik tot Beatrix Wilhelmina Armgard (unpublished thesis, Katholieke Universiteit Nijmegen, 1989) 92.
- ^ Van Cruyningen, passim.
紋章官
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ノーフォーク公によって相続される世襲職位であるアール・マーシャル(紋章院総裁)は、紋章院の一員でないが、紋章院を監督する立場にあり、紋章は総裁の同意なしには授与されない。更に、紋章院総裁は、理屈の上では騎士道法廷で紋章の使用に関する事案と論争を審理することになっているが、実際には紋章院総裁は通常、紋章院の専門のヘラルドに職務を任せている。また、当該法廷は1954年以降開廷、審理されていない。 歴史的に、紋章官にはキング・オブ・アームズ、ヘラルド及びパーシヴァントの3つの階級がある。紋章官は、国王の指名により伝統的な称号を持つ職位を占める。
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紋章官
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「コート・オブ・ザ・ロード・リヨン」の記事における「紋章官」の解説
スコットランド王室紋章官は、リヨン裁判所の一員ではないもののリヨン卿の部下にあたる。紋章官はスコットランドにおける儀式上の職務を執り行うほか、紋章学・系譜学の専門家として民間からの依頼を受けて活動することもある。 スコットランド王室にはかつて常任のヘラルド・オブ・アームスとパーシヴァント・オブ・アームスがそれぞれ6人ずつと非常任紋章官がいたが、1867年に制定された法律により、給料や職務を明確化するとともに常任紋章官がヘラルド、パーシヴァントそれぞれ3人ずつに減らされた。紋章官の制服はスコットランドの部分が強調されたイギリス国章のタバード(英語版)である。 紋章官が出席する儀式には、スコットランドで行われる国王出席の儀式のほか、エディンバラのロイヤルマイル(英語版)にあるマーケットクロス(英語版)で行われる議会解散の告知、エディンバラ城城代の就任式、スコットランド国教会年次総会開会式などが挙げられる。 現在、常任ヘラルド・オブ・アームスが3名、常任パーシヴァント・オブ・アームスが3人おり、合計6人の紋章官(リヨン卿を含まない)が存在する。 時折、常任紋章官の他にも功績をたたえるなどの目的で紋章官が任命されることがあり、これらはHerald/Pursuivant of Arms in Ordinaryと呼ばれる常任紋章官に対しHerald/Pursuivant of Arms Extraordinary(非常任紋章官)と呼ばれる。現在は非常任ヘラルド・オブ・アームスが3名、非常任パーシヴァント・オブ・アームスが2名存在する。 また、スコットランドには王室紋章官の他に貴族や氏族長によって設置される私設紋章官(パーシヴァント)が4名おり、その氏族の紋章・系譜・儀式関係の職務を執り行っている。 2020年1月時点での王室紋章官は以下のとおりである。 常任ヘラルド・オブ・アームス 記章役職紋章現職者(着任) ロスシー・ヘラルドRothesay Herald of Arms サー・クリスピン・アグニュウ・オブ・ロックノー(英語版)Bt. QC(1986年8月1日) スノーダウン・ヘラルドSnawdoun Herald of Arms エリザベス・A・ローズ(英語版)LVO(2010年12月17日) マーチモント・ヘラルドMarchmont Herald of Arms The Hon. アダム・ブルース(英語版)WS(2 April 2012) 常任パーシヴァント・オブ・アームス ディングウォール・パーシヴァントDingwall Pursuivant of Arms イヴォ―ヌ・ホルトン(リヨン裁判所絵師兼務)(2011年6月20日) ユニコーン・パーシヴァントUnicorn Pursuivant of Arms リアム・デヴリン(2016年1月6日) カリック・パーシヴァントCarrick Pursuivant of Arms ジョージ・ウェイ・オブ・プリーン(英語版)(2017年) 非常任ヘラルド・オブ・アームス オークニー・ヘラルド(非常任)Orkney Herald of Arms Extraordinary サー・マルコム・インズ・オブ・エディンガイト(英語版)KCVO, WS(2001年2月9日) アンガス・ヘラルド(非常任)Angus Herald of Arms Extraordinary ロビン・O・ブレア(英語版)CVO, WS(2008年3月17日) 非常任パーシヴァント・オブ・アームス リンリスゴー・パーシヴァント(非常任)Linlithgow Pursuivant of Arms Extraordinary ジョン・スターリング WS(2016年1月6日) フォークランド・パーシヴァント(非常任)Falkland Pursuivant of Arms Extraordinary ロデリック・マクファーソン(2018年3月)
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