参議院で不同意とは? わかりやすく解説

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参議院で不同意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 23:56 UTC 版)

渡邊博史」の記事における「参議院で不同意」の解説

2008年4月8日民主党国会同意人事検討小委員会開催され、小委員長仙谷由人は「小委員会意見としては、白川総裁同意渡辺副総裁同意が可能というのが大勢だった」と公表した。しかし、小沢代表の強い意向背景に、国会対策委員長山岡賢次参院議員会長輿石東の2名が強硬に不同意主張したことから、民主党役員会にて副総裁人事案への不同意決まった民主党幹事長鳩山由紀夫は「努力実らず申し訳ない思い」と謝罪した自由民主党幹事長伊吹文明らは「鳩山由紀夫民主党幹事長意見入れて民主党内が収まることを条件にして渡辺さんを(候補に)入れた」として反発した2008年4月9日参議院本会議では、渡辺副総裁人事案対し自由民主党公明党だけでなく、民主党統一会派構成する国民新党の全議員賛成した。さらに、民主党からは渡辺秀央大江康弘藤原正司賛成し犬塚直史風間直樹棄権桜井充木俣佳丈欠席するなど、造反議員相次いだため、票差は6票差にまで迫ったものの不同意となった2007年から2009年までねじれ国会下の中で参議院で不同意となった人事案件の中では票差が最小となったが、民主党内では渡辺副総裁案に賛成する議員多く出る中で、最終的に反対という方針決定したことにおいて党内意思決定過程問題露呈し、3人の造反議員の招くことになった後述)。それに対し衆議院では渡辺人事案は同意された。両院から同意されなかったことで、渡辺副総裁就任不可となった民主党渡辺副総裁就任同意しなかった理由について、財務省からの天下り規制するためと説明した。そのため、日本銀行出身山形県知事務め斎藤弘から「(道路特定財源問題続き)『政争の具にする愚』再び、としか言いようがない」と強い口調批判された。斎藤は、1998年の日本銀行法改正により日銀独立性保障されていることに触れたうえで「天下りと言うなら、日銀の上に何かがあるということになるが、何があるのか」と指摘し、「天下り規制というのは旧日銀法の考えで、おっしゃっているのでは。法律の趣旨理解いただければ、そんな考え方できないと思う」と述べ財務省財務官から日本銀行副総裁への転身天下り規定するのは「(日銀独立性明確にした)日銀法趣旨踏みにじることになる」と指摘した造反した民主党議員も、渡辺秀央が「(党執行部は)組織考え方無視して政局絡み判断をした」と主張し大江康弘も「今回の(執行部の)決定はおかしい。小沢一郎代表は、非常にかたくなで、何かに固執した中で決定した」と述べ揃って民主党執行部批判した造反しなかった民主党議員からも批判の声挙がり副代表前原誠司は「わが党は7割5分から8割が渡辺氏でいいということだったので、不透明さ残った」と指摘している。

※この「参議院で不同意」の解説は、「渡邊博史」の解説の一部です。
「参議院で不同意」を含む「渡邊博史」の記事については、「渡邊博史」の概要を参照ください。

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