副総裁人事案
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2013年2月28日、政府は、衆参の議院運営委員会理事会に、同氏を次期日本銀行副総裁の候補者とする人事案を正式に提示した。 2013年3月12日、民主党は政府が提示している次期日銀正副総裁人事案について、黒田東彦総裁候補と中曽宏副総裁候補に同意する一方、岩田には反対することを正式に決めている。岩田を不同意としたのは「リフレ政策に一線を画す」ことに加え、解任権を含む日銀法改正は「とても飲める案件ではない」「日銀の独立性の観点から不適切」との結論に達したためだとしている。そのほかに生活の党、みどりの風、社会民主党、日本共産党も岩田に反対する方針を決定している。社民党は「岩田氏のリフレ論に懸念を持つ」と説明している。対照的にみんなの党は、物価目標を達成できなかった場合の責任に言及した岩田に賛成することを決めている。 2013年3月15日午前の参院本会議で日銀副総裁人事案を自由民主党、公明党、みんなの党など各党の賛成多数で可決した。採決結果は投票総数220、賛成124、反対96だった。国会は日銀副総裁に岩田を起用する同意人事を承認した。 賛否政党○ 自由民主党、公明党、みんなの党、日本維新の会、国民新党、新党改革 × 民主党、生活の党、日本共産党、みどりの風、社会民主党
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