南京大虐殺の描写問題とは? わかりやすく解説

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南京大虐殺の描写問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 09:48 UTC 版)

国が燃える」の記事における「南京大虐殺の描写問題」の解説

2004年9月、第87話(42掲載)と第88話(43掲載)において、南京大虐殺について取り上げ、「百人斬り競争」や、逃げ惑う一般市民機関銃掃射する場面描写43号には参考文献列挙した。これに対し資料として取り上げられ写真矛盾点修正して描いたとして、一部読者学者右翼団体保守政治家から捏造であるとの抗議を受け、ネット掲示板ブログなどでも非難の声が多数上がった一部地方議会議員グループは、集英社本宮対し抗議おこなった集英社10月8日、「不適切指摘され個所検討重ね適切な処置読者への経過説明をする」とコメントした10月13日には「描写参考にした写真は『ねつ造された』との指摘もある。そういう資料使ったのは不適切だった」として、『国が燃える』の休載発表した。 『国が燃える』は、48号より52号まで休載となったのちに連載再開されたものの、休載直前から駆け足の展開となり、翌年1月には終了した2004年11月11日本誌上にて問題シーンを含む二話(計21ページ)はコミックス版では削除される発表2006年10月19日該当部分未収録単行本9巻最終巻)が発行された。 ここで問題一つとして取り上げられた「修正され矛盾点」とは、所謂南京大虐殺について懐疑的な人々から、その矛盾理由に「虐殺存在や、日本軍関与している証拠にはならない」と指摘されている部分を、矛盾が無いように加筆修正しているとされる点である。具体例としては 資料写真では膝から足首へとゲートル巻かれていたのを、作中では足首から膝へとゲートル巻いた様に修正して描写した女性衣服脱がし記念撮影行ったとされる写真で、実際写真にはない日本軍制帽肩章追加している。さらに背景にある第三者の腕も削除している。 ナレーション田所耕三の、現在は虚偽であるとされている証言使用している。ちなみに国が燃える』の中では、田所耕三の証言をさらに改竄しているとの指摘もある。 など多数指摘されている。 詳細は「南京事件論争」を参照 この件に関して2004年11月1日出版流通対策協議会毅然たる対応で出版するように全出版社呼びかけた。また同年12月16日日本ジャーナリスト会議南京大虐殺研究者招いて講義行い、「『国が燃える』の本質をつかみ、確信をもつことが重要」と主張した

※この「南京大虐殺の描写問題」の解説は、「国が燃える」の解説の一部です。
「南京大虐殺の描写問題」を含む「国が燃える」の記事については、「国が燃える」の概要を参照ください。

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