北朝鮮による日本人拉致を認める政府初の公式答弁とは? わかりやすく解説

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北朝鮮による日本人拉致を認める政府初の公式答弁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:34 UTC 版)

梶山静六」の記事における「北朝鮮による日本人拉致を認める政府初の公式答弁」の解説

1988年3月26日参議院予算委員会日本共産党橋本敦が、1978年7月から8月にかけて福井県地村保志濱本富貴惠)・新潟県蓮池薫奥土祐木子)・鹿児島県市川修一増元るみ子)において発生した若年男女行方不明事件富山県高岡市発生した若年男女拉致未遂事件、さらに「李恩恵」(田口八重子)及び金賢姫等について質問を行う。これに対し当時国公安委員長であった梶山は、 「昭和53年以来一連のアベック行方不明事犯恐らくは北朝鮮による拉致疑いが十分濃厚でございます解明が大変困難ではございますけれども、事態重大性かんがみ今後とも真相究明のために全力尽くしていかなければならない考えておりますし、本人はもちろんでございますが、御家族皆さん方に深い御同情申し上げ次第であります」 — “参議院予算委員会”. 15. 第112回国会. (1988-03-26). https://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/112/1380/11203261380015a.html と答弁した。これは北朝鮮による日本人拉致事件存在政府認めた初めての公式答弁である。これに続き外務大臣宇野宗佑は「我々の主権侵されていたという問題」「全くもって許しがたい人道上の問題」「強い憤り」「主権国家として当然とるべき措置はとらねばならぬ」と答弁法務大臣林田悠紀夫は「我が国主権侵害するまことに重大な事件」「判明したならばそこで処置」と、更に警察庁警備局長城内康光は「一連の事件北朝鮮による拉致疑い」「既にそういった観点から捜査行っている」と答弁し北朝鮮による日本人拉致について政府認識示した1997年横田めぐみ拉致発覚した時には梶山内閣官房長官だった。同年5月1日参議院決算委員会では、吉川芳男議員自民党)の質問に対して次のように述べた。 「私が昭和六十三年、ちょうど事件起きてから既に十年をたった時代でありますが、今でもこの北朝鮮による拉致疑い極めて濃厚であるという判断間違いはございません。ただ、国交のない国で事実確定することができる手段方法持っておりません。(中略)(引用者注:橋本龍太郎総理今回訪米をされたことでも、中略食糧援助についての話し合い出た思いますけれども、我々国民極めてこの拉致事件等、人道大きな影響を持つその疑い北朝鮮持っているという事実、それから今覚せい剤の話が出ましたけれども、これまた麻薬薬物対す極めて高い関心お互いに国際社会持っている、その北朝鮮からストレートに来たという事実、こういうものを見ればにわかに国際世論の中で人道的な意味でということ言われるかもしれませんが、片や人道的なことをしているのかどうなのか、あるいは麻薬薬物等をとにもかくにも資金源調達をする手段としている北朝鮮果たしそういうものが有効なのかどうなのか、あるいはしなければならないのかどうなのかというのは国民の間にはたくさんの疑問があるわけであります。 — “参議院決算委員会”. (1997-05-01). https://www.eda-jp.com/pol/north_korea/kidnap/970501.html

※この「北朝鮮による日本人拉致を認める政府初の公式答弁」の解説は、「梶山静六」の解説の一部です。
「北朝鮮による日本人拉致を認める政府初の公式答弁」を含む「梶山静六」の記事については、「梶山静六」の概要を参照ください。

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