北朝鮮とのかかわり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 01:20 UTC 版)
金日成について「多くの理性的な日本人は皆、チョソン(北朝鮮)と金日成首領閣下を心から尊敬申し上げています」と虚偽を述べ「金日成主席の大衆心理をつかむ巧みさというか、常に大衆の心を大切にしつつ革命偉業を達成された幅のある偉大さが感じられた」と述べるなど、金日成を敬愛する旨の発言をたびたび行っている。最も尊敬する人物として金日成の名前を挙げている。 また、日教組委員長時代の1973年に訪朝した際、北朝鮮人民の生活について「この国は、みんなが労働者であって資本家、搾取者がいない。だから、みんながよく働き、生産をあげればあげるほどみんなの財産がふえ、みんなの生活がそれだけ豊かになる・・・この共産主義経済理論を徹底的に教育し、学習し、自覚的に労働意欲を高めている。またこのころは、労働-生産-生活の体験を通して現実的にも実証されているから国民の間に疑いがない」「生活必需品はべらぼうに安い。ただも同然である。したがって生活の不安は全くない。だからこの国には泥棒がいない。泥棒とは富の片寄ったところに発生する。この国には泥棒の必要がないのである。泥棒も殺人犯もいないから警察官もいない。交通整理や怪我人のために社会安全員が街角に立っているだけ」と北朝鮮の体制を賛美する記述もしている。 1991年には、長年に渡る日朝友好親善への貢献により、北朝鮮から国際親善賞第1級の勲章を授与されている。 自衛隊について、否定し廃止すべきと日頃から主張しているにも関わらず、北朝鮮当局に対し「強い軍隊を率いることは国の自主性を堅持するうえで欠かせないこと」「人民のなかにはいって現地指導されている姿などをもっと積極的に共和国は報道すべきではないでしょうか。金正日総書記のすばらしさをアピールしたほうがよいと思います」と進言している。2002年に「金正日総書記誕生六〇周年祝賀」に参加して、「わたしは訪朝して以降、『世界のなかで尊敬する人は誰ですか』と聞かれると、真っ先に金日成主席の名前をあげることにしています。(中略)主席に直接お会いして、朝鮮人民が心から敬愛し、父とあおぐにふさわしい人であることを確信したからでした」と述べている。2004年3月に、北朝鮮を支持する団体・朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会の議長として、北朝鮮に対する制裁措置への反対表明と日朝平壌宣言の履行を要望する談話を発表している。
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